29とJK 3巻 ~社畜のいやしはJK~ 感想 ネタバレ あらすじ

29とJK3 ~社畜のいやしはJK~ (GA文庫)

コミカライズ連載開始!
社畜、後輩にJK(カノジョ)を目撃される!
ついに修羅場到来!?
“禁断の”年の差ラブコメ第3弾!

「先輩の妹さんって、すごく可愛いんですね」
29歳社畜、槍羽鋭二。後輩の渡良瀬が目撃した「妹」というのは淫行……もとい交際中のJK・花恋のことだった!
花恋を妹として、会社の草野球に呼ぶハメになる槍羽だが、そこに元カノや妹(真)もやってきて……!?
そして正月。槍羽は帰省して同窓会に出席する。目的は、昔の親友と会うため。11年ぶりの再会となるはずが、元カノ・沙樹と花恋の出会いにより、それは奇妙な方向へ進む。
語られる槍羽の少年時代。沙樹と、親友と、三人で駆け抜けた胸躍る冒険とほろ苦い挫折。この再会は、今の槍羽と花恋に何をもたらす?
“禁断の”年の差ラブコメ第3弾! 

29とJK 3巻 社畜のいやしはJK』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてありますので、未読の方やネタバレを見たくない方でもそこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。

久々に新刊出たなって思いましたが『29とJK 2巻』が出たのが「2016年11月」でしたから、10ヶ月ぶりの新刊だったんですね。

『29とJK 4巻』は出来れば半年後位に出てくれると嬉しいなって思いますね。『29とJK 3巻』の内容が大きな流れが来る前の転換の巻でしたので。

これで待たされると続きが気になるというか、引きを忘れて盛り上がり切れない気がしちゃうので(笑)



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ネタバレなしの感想


29とJK 3巻』は2部構成になっています。

前半は社内での接待を兼ねた社内野球大会を舞台に、主人公『槍羽鋭二(以下、鋭二と略します。)』の妹と誤解された彼の恋人でありJKヒロイン『南里花恋(以下、花恋と略します。)』の存在を誤魔化す奮闘と、社畜としての奮闘を描いています。

後半は『鋭二』の過去の因縁が今に降りかかりつつあるという導入部の話です。『鋭二』と彼の幼馴染であり元恋人の『岬沙樹(以下、沙樹と略します)』とも因縁のある新キャラ『剣野慎一』が登場するところまでが描かれています。



前巻『29とJK 2巻』は『鋭二』と『花恋』が付き合うまでのドキドキと付き合い始めの甘々な部分を描いた恋愛ものだとしますと、『29とJK 3巻』は実際にJKと付き合う事での社会的な制約や困難という苦みのある恋愛ものという気がします。

ファンタジーものでしたら気にならない年齢差かもしれませんが、『29とJK』は現代日本を舞台として社畜ものですから、この社会的な制約や困難をスルーするわけにはいきませんからね。

作中では身内以外には大っぴらにも出来ませんし、祝福されるわけもない二人の関係です。この関係が大っぴらに認められ祝福されることはあるのでしょうかね?

『花恋』が抱く恋心は好ましくは思いますが、いかんせん心が幼いので今の2人の関係が上手くいくとは思えないのですよね。

『鋭二』の社会的立場、『鋭二』の本当の夢を考慮した時に、『花恋』がその恋心を抱いたまま関係を続けていくことが出来るのか?というところが気になりますね。

『花恋』の恋路に、『沙樹』が『剣野慎一』がどのように絡んでくるのか?

『29とJK 4巻』での展開多待ち遠しいです。



ちなみに『29とJK 2巻』までは『花恋』というメインヒロインを置きつつ、周辺にサブヒロインの『沙樹』と『渡良瀬綾』も置いた疑似ハーレム物な感じでした。ですが、、『29とJK 3巻』では『花恋』がメインヒロインなのは変わらないのですが、きちんと恋愛に対して答えを出し、勝者と敗者に分かれそうなシビアな恋愛ものになってきている気がします。

恋愛面で皆が幸せになる結末などあり得ないのが現実なので、現実的な社会を舞台にした本作にはこの展開の方が合っている気がしますね。

ただ、サブヒロイン好きな読者にどう受け取られるか?結構冒険していると思います。





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ネタバレありの感想


ここから下は『29とJK 3巻』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。




花恋との恋愛について


29とJK 3巻』前半部の野球大会では、『花恋』の存在は『鋭二』の妹として偽装せざるを得ませんでした。

何故関係を偽装するのかと言えば当然『鋭二』と『花恋』の関係を大っぴらにすることが出来ないからになります。

他者に紹介することも出来ない関係を続けることが適切であるかと言えば、私は適切な関係ではないと思いますよ。

本人同士が納得している、保護者からは公認されているとは言えども人に紹介も説明も出来ない関係は歪みを抱えていますから。

その歪みこそが『鋭二』の社会的立場にとって弱点に他ならないと思います。

『花恋』の恋心が『鋭二』負担となってしまった時、その時初めて『花恋』が精神的に成長するのではないかと思います。恋心は純粋で美しいものですが、美しければこの世界の理不尽に必ずしも勝てるという訳ではありませんから。



『花恋』側の話だけではなく、『鋭二』側の対応も問題ありだったかと思います。

『花恋』との関係は秘めなければいけないのですから簡単に足がつくような隙を見せてはいけなかったはずです。

隠すなら隠し通す。その問題が問題でなくなるまで絶対に画すべきでした。たとえそれが大事な幼馴染である『沙樹』に対してでも隠し通すべきだったのです。

『花恋』を妹と偽るような嘘を嘘で重ねた対応は、きっと後の弱点となるかと思います。人は後ろめたさがある事象を責められた時に反撃することは出来ないのですから。

この一部に漏れてしまった情報を利用され窮地に追い込まれるような気がしてなりませんね。


私は2人の関係を非難してばかりですね。

何故、私はこの2人の関係を非難しているのかと考えてみると、2人の恋心が甘さの上に成り立っているのが我慢できなかったんだろうな。

恋なんて自分の利己的な考えがメインの感情ですから、自分を偽らず好きなように動くべきだと思います。

ただ、自分の好きなように動いたのならその分の不利益があることも自覚すべきです。この2人はで言えば社会的道義や社会的立場の危機が当然出てきます。

その不利益を意識して行動するのなら非難はしないと思います。『花恋』の方は精神的に子供なので恋愛の負の部分を考慮できないのは仕方ないかと思いますよ。でしたら、その分大人の『鋭二』がその点をより考慮して行動すべきだったんじゃないかなって非難してしまうんですよね。


同僚に見つかるような場所でデートする、誤魔化すために妹として野球大会に連れてくるって庇いようがない失策な気がするんだよなあ。

万全に万全を重ねて誰にも露見せず、問題となるようなことがないと物語として成立しないのは分かるんですけどね(笑)

作中で社会人としての傑物として描かれているだけにそのギャップが気になるのかもしれないですわ。


最終的に二人には結ばれてほしいですが、このまま甘々イチャイチャだけで終わらず成長も描いてほしいなっていうのが私の勝手な希望です。


剣野慎一と過去の因縁について


上で長々と29とJKの恋についてウダウダと私の想いを書いちゃいましたが、私的にはこちらの新キャラ『剣野慎一』との因縁話の方が、かなり好みです。

かつて幼馴染だった『鋭二』『沙樹』『剣野慎一』の3人。

その3人が大人になり『鋭二』と『沙樹』が恋人となったことで崩れてしまった関係、それが10年以上の時が過ぎ大人になった3人が新たに迎える恋愛関係とか面白くならない訳がないんだよなあ。


『剣野慎一』からすると『花恋』は『鋭二』あっての認識で『花恋』自体には興味ないだろうなって思えるんですよね。

『鋭二』と『花恋』の障害ではあれど恋愛面でのライバルでは決してないだけに、恋愛面での盛り上がりにかけちゃう気がします。

むしろ『沙樹』をメインヒロインにして恋愛面でもライバルとして『剣野慎一』と戦う方が楽しいし物語も盛り上がるはずです。


11年前の決着という言葉も3人の関係あり気だしなあ。3人の関係メインで『29とJK 4巻』は描かれないかな(笑)

次巻は『剣野慎一』が進める八王子センターのコストカットを防ぐため『鋭二』が戦うという話になるでしょうね。社畜とか出世したくないという『鋭二』ですが、コストカットを防ぐためにも責任ある地位があってこそだという事を見せてくれるといいですね。

責任ある立場となりその地位を活かして会社に貢献するのか?今ある地位をすてかつての夢に再度向かうのかも気になるところです。

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今回のお勧めは『マクロスプラス』です。

男2人女1人の幼馴染。過去の因縁、三角関係、大人の喧嘩と『鋭二』たち3人の関係と似ていますね。

『マクロスプラス』大人になった3人の切ない恋物語のようで、実際はどこまでも子供だった男二人の喧嘩話がメインな気がします。
口喧嘩しながらもバルキリーでのドックファイトは迫力があるというそのギャップが面白かったです。

『鋭二』と『剣野』も社会的立場とか捨てて口喧嘩しながら野球で対決すればいいんじゃないかしら?(笑)
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