ゲーマーズ! 2巻 天道花憐と不意打ちハッピーエンド 感想 ネタバレ あらすじ

ゲーマーズ! (2) 天道花憐と不意打ちハッピーエンド (富士見ファンタジア文庫)

《Amazonからのあらすじ引用》美少女からのゲーム部勧誘を拒否し、相性抜群のゲーマー少女とは大喧嘩をかます―もはや完全に自業自得なぼっち高校生、雨野景太。そんな雨野と学園のアイドル、天道花憐をくっつけるため、ゲーム同好会を発足したリア充、上原だったが、なぜか自分のカノジョに浮気を疑われ!?一方、天道は雨野のことが気になりすぎて原因不明の胸の痛みを発症中。そして唐突に開催される“総合テレビゲーム大会”。科学と魔術こそ交差しないものの、遂にラノベ的な異能は覚醒する!!…主人公以外の人物の中で!こじらせゲーマーたちによるすれ違い、未だ猛加速中!

アニメ人気放送中の『ゲーマーズ!』

私も木曜日の夜の楽しみにしていますよ。

原作だともうちょいマトモ寄りのはずなのですが、メインヒロインのはずの『天道 花憐』崩れっぷりが酷いですよね(笑)

コメディ寄りにするという面では、『天道 花憐』のポンコツヒロインかもありかもしれないです。

ですが、私は『ゲーマーズ!』という作品のコメディ面と同等にシリアスなところも好きなので、真面目で良いシーンではあまりふざけ過ぎないでほしいなって贅沢な想いも抱いてしまっています。

この前放送された第2話で言えば、『天道 花憐』のポンコツ化は笑ってみていられましたが、主人公『雨野 景太』と『上原 祐』が友人になるきっかけであった歩道橋の上での言い合いのシーンはシリアスのままで良かったんじゃないかなって思っています。

確かに、『上原 祐』が歩道橋から落とされそうになってのコメディシーンも面白かったのですが、あのシーンでは青臭いのですが互いの主張をぶつけ合い、互いを理解するところに重きを置いてほしいって思っちゃったんですよね。

まあ、媒体の違いもありますし、原作と全く同じ状態で放送するのが正義と言う訳ではありません。

アニメスタッフが『ゲーマーズ!』をどう表現するのか?

『ゲーマーズ!』という作品の魅力をどう引き出し引き立たせるのかを楽しみに、アニメ版『ゲーマーズ』も楽しんでいきたいなって思います。

出だしからアニメ版『ゲーマーズ!』の話ばかりになってしまいましたが、今回は『ゲーマーズ! 2巻 天道花憐と不意打ちハッピーエンド』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの前には注意書きをおいております。


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ネタバレなしの感想


ゲーマーズ! 2巻 天道花憐と不意打ちハッピーエンド』も安定の面白さでしたね。

登場人物の誰一人悪意がなく、良い人ぞろいだというのに誰一人望むような人間関係を築けないというディスコミュニケーションコメディの面白さは『ゲーマーズ! 1巻』から変わらずに楽しめました。

登場人物は皆、相手を想って善意からの言動となっていますし、相手を傷つけない様に悪意に取られない様にもしているのに、結果が伴わいところがディスコミュニケーションコメディとしての面白さを作っているのだと思います。

これが意識、無意識の悪意があるとコメディとして楽しめなくなりますから、読者を不快にさせない範囲でのさじ加減の上手さが、この『ゲーマーズ!』という作品の良い点なのだと思います。


それにしても、本当に登場人物は皆、自分自身の気持ちや自分自身に向けられている気持ちへの認識に鈍いですね。

客観視して見れる他人への気持ちと違い、期待や不安と言うバイアスがかかる分、自身への気持ちは客観視しずらいですから仕方ないんだろうなとは思います。

ただ、あと一歩踏み出して相手に気持ちを確認できていれば、ここまで混乱した人間関係にはならずに、皆それなりの幸せを獲得できているんですよね。

その一歩踏み出して相手に確認することが出来た状態こそが、『ゲーマーズ 2巻』内の『亜玖璃と通信エラー』なんでしょうね。

あんな風に確認できていたら、登場人物の気持ちにすれ違いは生まれず、作品としの面白さが抜けてしまうんですけどね。


登場人物同士のすれ違いこそがこの作品の面白さの一端だと思っていますが、それでも『ゲーマーズ! 2巻』の結末を読んだ時は驚きましたよ。

こんな序盤にあんなディスコミュニケーションをもってくるとは、驚きです。

この結末を受けての『ゲーマーズ! 3巻』で、登場人物たちがどう動いていくのか、とても楽しみです!



ゲーマーズ! 2巻』を読み終わってからサブタイトルを読むと、なるほどと唸らされますね。

作者の「葵せきな」先生はしてやったりというところなんでしょうが、素直にすごいなって思いましたよ。

次巻『ゲーマーズ! 3巻 星ノ守千秋と初恋ニューゲーム』も楽しく読ませていただいて、感想をあげようと思います。


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ネタバレありの感想


ここから下はネタバレ注意になります。
ゲーマーズ! 2巻 天道花憐と不意打ちハッピーエンド』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。


星ノ守 千秋について


『ゲーマーズ!』の主要キャラクター5名の中で『星ノ守 千秋』の立ち位置は、他の4名との比較で特殊な位置にいると思うのですよね。

『天道 花憐』と『亜玖璃』にはそれぞれ好きな相手が居ますし、その相手からも想われています。

ディスコミュニケーションコメディではなかったら相思相愛の恋人同士の2組なんですよね。

『星ノ守 千秋』という第三者が存在することで、『上原 祐』と『亜玖璃』の関係に波乱を巻き起こし、その波乱に『雨野景太』も巻き込まれて人間関係の混沌を産み出しています。

『星ノ守 千秋』がトリックスターとして存在しているからこそ、『ゲーマーズ!』という作品の肝であるディスコミュニケーションコメディが成立しているとも言えます。

つまり『星ノ守 千秋』こそがこの作品を成立させている根底と言えるかもしれないです

ただ、『星ノ守 千秋』もトリックスター役としてだけの存在ではなく、本筋は『雨野景太』を巡る三角関係の一端としても存在感が大きいと思います。


『上原 祐』に惚れているような描写がありますが、『星ノ守 千秋』自身も言っているように少し優しくされて懐いちゃっているだけなんだろうなって思います。

それに『雨野景太』と運命的な縁が結ばれていますし、ゲームの話題での親密な会話ぶりから分かる様にお似合いですし、気持ちも通じ合っているとしか思えないです。

ですが、これまで『星ノ守 千秋』は、『雨野景太』のことを恋愛面で全く意識していません。

三角関係の一端として『星ノ守 千秋』が立つには、『雨野景太』のことを意識するきっかけが必要になります。

その切っ掛けこそが『天道 花憐』への突然の告白と、不意打ちハッピーエンドだったんでしょうね。

きっと『星ノ守 千秋』も、『雨野景太』のことを恋愛面でも意識することになると思いますので、更なる人間関係の混乱、ディスコミュニケーションがとても楽しみです。


不意打ちハッピーエンドについて


『雨野 景太』の予想外の告白にも驚きましたが、それを受け入れた『天道 花憐』にも驚きましたよ。

お互いにテンパってしまっていたとはいえ、大観衆の前での告白シーンになるとは。

これは顎口虫で話題になりますわ。


『雨野 景太』にとって『天道 花憐』にとってもハッピーエンドの様に一見見えますが、全くハッピーエンドじゃないですよね。

確かに『雨野 景太』も『天道 花憐』に好意を抱いていますが、明確に恋人関係になりたいと思っての告白ではありません。

本心からの告白ではない負い目がある状態で、『天道 花憐』とどう付き合っていくのかという不安が出てきます。

『天道 花憐』にしても後にその事情が分かった時に『雨野 景太』の気持ちに対する不安や不満が出てくるんじゃないかなって思います。

告白をする、告白を受け入れるという恋人としての最初の一歩を踏み出した二人ですが、気持ちの位置としては告白前より遠ざかってしまうんじゃないかなっていう、読者視点の不安が出てきてしまいますね。

どこかで一度恋人関係を解消したうえで、再度の告白になるんじゃないかなと予想されますね。

まあ、既刊8巻まで出ている状態での予想なので、全く外れていたら恥ずかしいことこの上ないのですが(笑)


恋人同士になった二人が本当のハッピーエンドを迎えるためにどう変わっていくのか?

その二人の関係に星ノ守 千秋』がどう関わっていくのか?

を楽しみに続刊も読んで感想をあげようと思います。

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おすすめ
今回のお勧めは数日前に新刊が出た
『ゲーマーズ! 8巻 星ノ守心春と逆転バックアタック』です。

お勧めポイントを挙げるのが筋なのですが、先の展開のネタバレを見たくないので、粗筋も見ていないんですよね(汗)

サブタイトルからして『星ノ守心春』が何かしらするのだろうなって思いますが、そもそも『星ノ守心春』って登場キャラクターが分からない(笑)

逆転バックアタックとあるからには、何かしらの人間関係に対しての逆転劇なんでしょうが、いったいどういう事なんだぜ。

早く既刊分を全て読んで、この新刊までたどり着こうと思います。
ゲーマーズ!8 星ノ守心春と逆転バックアタック (富士見ファンタジア文庫)
KADOKAWA / 富士見書房 (2017-07-20)
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