メイドインアビス 3巻 感想 ネタバレ あらすじ

メイドインアビス 3 (バンブーコミックス)

《Amazonからのあらすじ引用》
恐るべき呪いを秘めつつも、人々を魅了して止まない底知れぬ大穴『アビス』。母・ライザに会うべく少女・リコと機械人形・レグは、この大穴に人生をかけて挑んでいく。手探りながらも順調に探窟も進めていくリコとレグ。深界ニ層の監視基地〈シーカー・キャンプ〉で伝説の白笛『動かざるオーゼン』から厳しい指導を受けるなどしつつ、二人は徐々に穴に対する理解を深めていく――。そして舞台はついに深界三層から深界四層に・・・深くなるにつれ、この世の物とは思えぬほど凶暴になっていくモンスターに襲われて、冒険の大ピンチに陥ったリコとレグ。そんな絶体絶命の状況の中、二人の前に現れたのは…?友情と悲哀が入り混じる大冒険活劇、第三巻!!

メイドインアビス 2巻』が大変面白かったので、その勢いで『メイドインアビス 3巻』も読みました!!

いや『メイドインアビス 3巻』も最高に面白いですね。

新キャラクターも登場してますます面白さが増していく『メイドインアビス』

メイドインアビス 3巻』の感想を書き上げたら、早速『メイドインアビス 4巻』を読もうかと思います。

こんな最高に面白い作品を絵柄で避けていた自分が恥ずかしいですね。

可愛らしい絵柄だからと言ってシリアスな内容ではないとか何故思ってしまったのか(汗)

自分の中の勝手な固定概念にとらわれずに、まずは読んでみるようにしないとダメですね。

という訳で今回は『メイドインアビス 3巻』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの前には注意書きをおいております。


メイドインアビス 3巻』も最高に面白い内容ですので、できたらネタバレを読む前にご自身で内容を確認してほしいです。

ネタバレなしでこれから『メイドインアビス 3巻』を読むことが出来るとか、最高に羨ましい状態だと思います。

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ネタバレなしの感想


表紙は『メイドインアビス 3巻』から登場した新キャラの『ナナチ』です。

本当に可愛いくて、逞しくて、可憐で、か弱くて切なくてとまさに天使のような素晴らしいやらクターなんですよ、この『ナナチ』さんは。

表紙にも出ていることから分かる様に『メイドインアビス 3巻』の主役ですね。

この巻から登場なのに存在感があるのは、キャラクターとしての『ナナチ』に魅力があることと、その人物背景に重みがあるからだと私は思います。

獣人キャラ(実際はアビスの呪いによるなれの果て+


『ナナチ』が可愛くて好きすぎて、『ナナチ』の話ばかりしてしまいましたね(汗)


メイドインアビス 3巻』を読むまでは、きっとこの巻は丸々修行、特訓感だと思っていたのですが、思ったあっさりとした修行描写でサクサクと進行していました。

展開が早いため物語に間延びを感じず、次から次へとでてくるアビスの世界と、迫りくる危機というイベントを楽しむことが出来ます。

展開が早いからと言って、心理描写や人間ドラマをおざなりにせずキッチリと書き上げていますので、読者として置き去り感も感じないですね。

メイドインアビス 2巻』でも、展開は早かったですが『オーゼン』の心情にはきっちりページを割いてあり、読者として『オーゼン』の気持ちに納得がいき、その言動に胸が暖かくなりましたから。

もちろん『メイドインアビス 3巻』でも、私は心理描写の面で文句なしの出来だと思っています。

苦境に立たされた時の『リコ』の決断、その『リコ』の決断に応えようとする『レグ』の覚悟。

『ナナチ』の心境と、その心情に至った経緯、そして別れを決めた際の苦悩と慟哭、決断と贖罪というところには胸が詰まり、目頭が熱くなりました。


『メイドインアビス』の楽しさ、面白さは、まず何より未知への冒険、訪れる危機への対処だと思います。

そして、『リコ』と『レグ』、その他の登場人物たちの心理描写や人間ドラマが、冒険と同じくらい大事に描かれて、面白さを増している要素だと思います。

『リコ』と『レグ』の周りにどんどん魅力的な登場人物が増えてきました。

次に出てくるのは新たな白笛『ボンドルド』かな?

メイドインアビス 4巻』ではどんな出来事が起こるのかが楽しみです。


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ネタバレありの感想


ここから下はネタバレ注意になります。

メイドインアビス 3巻』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

リコとレグ


2人の修行にページを割くかと思っていたけど、そんなことは無かったぜ(笑)

『オーゼン』の下での修行と言うより、2人の得意分野と役割の再認識という感じでしたね。

お互いの得意な部分で相手の不得手な部分を補うという、まさにパートナーという言葉に相応しい関係になりましたね。


ただ、記憶を失くしたうえに心が弱い『レグ』にとって、『リコ』の前向きさと逞しさが、アビスを進む指針でした。

その頼りにしていた『リコ』を護ることができず、『リコ』が命の危機にさらされた時の『レグ』の取り乱しようと無力さは、迷子になった子供のようでしたね。

『リコ』が倒れて、『リコ』に頼れず『レグ』が自身で考える時間ができたことで、『レグ』の心もきっと少し強くなっているはずです。


それにしても『リコ』の応急処置のシーンは痛々しさが凄かったです。

人の領域外の地を旅することの厳しさと危なさを良くあらわしているシーンだと思いました。

アビスとは何かあれば、それが即座に命の危機にさらされる場所。

進むことは出来るが安心な休憩場所などなく、人によって作られた道などない場所ということを改めて認識しました。

だからこそ、そんな未踏な地に挑み続け、成果をあげる白笛たちが生きる伝説と言われ、規格外といわれる理由も分かるというものです。


『ナナチ』の心からの願いに応え、決して望んでしたい訳ではない行為を行った『レグ』は、『リコ』が倒れてから『ナナチ』とともに過ごした時間の中で心が強く成長したのだと思います。

強くなった『レグ』は、『ナナチ』の心を救い、『ミーティ』の魂を救うことが出来たのだと思います。

『リコ』が目覚めた時、『リコ』の目からは『レグ』が少し大人びて見えるんじゃないかなって思います。

ナナチとミーティ


メイドインアビス 3巻』の主役である『ナナチ』

『ナナチ』が存在したからこそ、『リコ』は死を免れましたし、『レグ』は心が気持ちが強くなれました。

『リコ』や『レグ』の救いになりましたが、一方的に『ナナチ』に借りを作ったわけではありません。

『レグ』がいたからこそ『ナナチ』は救われましたし、『ミーティ』も救われました。


異国の孤児として最下層の暮らしをしていた『ナナチ』

そんな『ナナチ』に初めてできた親友であり、宝物だった『ミーティ』

最下層の暮らしから脱出ができたと思い、探窟家になることを2人で夢見ていたその時に起きた悲劇は、天国から地獄への片道きっっぷでした。

ボンドルドが行うアビスの呪いに対する実験のため、すり潰されていく孤児たち。

『ナナチ』と『ミーティ』もその実験の道具とされます。

『ナナチ』の目の前で親友であり、宝物である『ミーティ』が呪いに苦しみ、死を願う程の痛みと変貌を遂げてしまいます。

その時の『ナナチ』の苦しみ、苦悩を思うと辛いですね。

本来『ナナチ』にかかる分のアビスの呪いが『ミーティ』の方に行ってしまったわけですから、そのことに対する申し訳なさも当然あるでしょう。

それに『ミーティ』が絶叫をあげるほどの苦しみに襲われてるのに、『ナナチ』には全く影響が出ていないのですから。

『ミーティ』に対する申し訳なさで、心が殺されてしまうんじゃないかと思います。


また『ミーティ』の方も呪いに襲われ苦しんでいるのに、一言も『ナナチ』を責める言葉を吐いていませんでした。

『ミーティ』が人間性を失い不死の呪いにかかかりましたが、不死になった理由は、きっと『ミーティ』自身が死ねないと思ったからかもしれないですね。

『ミーティ』は「殺して」と『ナナチ』に告げていましたが、自身が死んだことによって『ナナチ』に呪いが向かうのも避けたいという気持ちがあったんじゃないかなって思います。

『ミーティ』の魂から出ている様な「ころして」という言葉を聞いたのですから、その願いを叶えることこそが『ナナチ』の行動原理になるのも当然だと思います。

『ミーティ』が呪いを受けるシーンは読者である私から見ても、とても苦しかったですよ。


『ナナチ』が外科出自の技術をもっていた理由も、タマウガチの毒についての知識があった理由も、すべて『ミーティ』を殺そうとした過程で習得したのでしょうね。

『ミーティ』を殺してあげられない苦しみ、『ミーティ』苦しめてしまった悲しみ、そんな苦しみと悲しみに『ナナチ』の心もつぶされていました。

『ミーティ』を殺す手段(火葬砲)を持った『レグ』に出会えたことが、『ナナチ』にとって奇跡だったのかもしれないです。

『ミーティ』のことを殺す手段を持っていたこともそうですが、『ナナチ』のことも救おうとするその心を『レグ』が持っていたことも含めての奇跡なのかもしれないです

『ミーティ』との別れ際の『ナナチ』の慟哭と謝罪も心に来ましたが、それ以上に『ミーティ』に「ありがとう」と感謝を伝えるところと、『レグ』に「やってくれ」と伝えたときの『ナナチ』の気持ちを思うと、目頭が熱くなりました。

『ミーティ』の魂を開放したいという気持ちと同じくらい、『ミーティ』と離れたくないという想いが伝わってきましたよ。


この悲劇の原因となった黎明卿『新しきボンドルド』のことは好きになれないですね。

『新しきボンドルド』の方も、『ミーティ』の死を知覚していますし、『ナナチ』にお礼を言いに行きたいと不穏な言葉を残しているのが気になりますね。

『ナナチ』がこれ以上苦しむ姿はみたくないですぞ。


新たな仲間『ナナチ』が加わり、アビスの旅がどう進んでいくのか?

『リコ』と『ナナチ』はどんなやり取りを繰り広げるのか?

『リコ』の腕には後遺症が残るのか?

と言ったところが気になりますので、『メイドインアビス 4巻』も早く読もうと思います。

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お勧めは1巻でのお勧めに引き続き、メイドインアビス6巻になります。

まだ私が未読の部分なのでどんな内容が描かれているかが、ただただ楽しみです。

まだ表紙の画像が上がっていないのが残念ですね。
表紙が画像つきになりましたら、入れ替えようと思います。
メイドインアビス 6 (バンブーコミックス)
つくしあきひと
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