ゴブリンスレイヤー 5巻 感想 ネタバレ

ゴブリンスレイヤー5 (GA文庫)
ゴブリンスレイヤー5 (GA文庫)
《Amazonからのあらすじ引用》
シリーズ累計50万部突破!
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第5弾!

「…………取り戻さないと」
「……何を、ですかな」
「すべてを。喪った物を、すべて」
ゴブリン退治から消息を絶った令嬢剣士を探して欲しい――剣の乙女の依頼を受けて、北方の雪山に向かうゴブリンスレイヤーたち一行。

しかし、襲撃される寒村、謎の礼拝堂、今回のゴブリンの群れに違和感を覚えるゴブリンスレイヤー。
「……学習した、だと?」

仲間の痛手を越えて洞窟探索を終えた一行は、あるものを見つける。
「外なる、智恵の神。覚知神……」
何者かに統率されたゴブリンの巣くう古代の砦にゴブリンスレイヤーたちが挑む!
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第5弾!

シリーズ累計50万部突破の人気作品『ゴブリンスレイヤー』

その最新刊『ゴブリンスレイヤー 5巻』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想の前には注意書きをおいております。


『ゴブリンスレイヤー』の人気凄いですね!

シリーズ累計の売り上げからも人気があるのは明白ですし、

私のこの感想BlogのPVでも『ゴブリンスレイヤー』が上位に来ています。

他のPV上位の作品はアニメ化していましたり、複数メディアで展開済みなのを考えますと

『ゴブリンスレイヤー』も遠くないうちにアニメ化するんじゃないかなって思います。

当然、アニメ化に当たりゴブリンの残虐非道な行為をぼかす必要はありますが、

その点さえクリアー出来れば間違いなくアニメ化されても問題ないでしょうね。

『ゴブリンスレイヤー 6巻』の発売日は【2017年9月15日】とすでに発表されていますし、

その『ゴブリンスレイヤー 6巻』の発売のタイミングでアニメ化について触れられないかな

って妄想していたりしています(笑)

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ネタバレなしの感想


『ゴブリンスレイヤー 4巻』は短編集であり、既刊の合間に起こった出来事でしたが、

『ゴブリンスレイヤー 5巻』は長編ストーリーとなっていましたので、

タップリとした冒険物語を楽しむことが出来ました。

敵役であるゴブリンも今回は脇役ではなく、メイン格として描かれていますので

『ゴブリンスレイヤー』として求められている要素を満たしていると思います。

『ゴブリンスレイヤー 3巻』、『ゴブリンスレイヤー 4巻』では、

憎むべき敵役であるゴブリンさんたちが、使役される雑魚として描かれていたので

その点、ゴブリン分が不足していたのですが今回は敵役の面目躍如しています。

依頼の目的は消息を絶った『令嬢剣士』の探索と言うことでしたが、

ゴブリン退治で消息を絶ったということで『令嬢剣士』が不幸になる未来しか

見えませんでしたが、思ったよりも酷い目には合っていなくて何よりでした。

もちろん、思ったよりもということで酷い目自体にはあっています。

ただ、『ゴブリンスレイヤー』でゴブリンの犠牲になった女性キャラクターたちの

最後を考えると、あの状況に陥った中では最良の結果な気がしますね。

『ゴブリンスレイヤー 5巻』では『令嬢剣士』を加えて冒険が進んでいくわけですが、

『令嬢剣士』が加わったことで、『ゴブリンスレイヤー(以下ゴブスレさん)』との差異、

『女神官』の成長、『ゴブスレさん』一行の信頼関係というものが明確に描かれたと思います。

『令嬢剣士』は、『ゴブスレさん』や『女神官』がそうなって居たかもしれない存在であり、

『ゴブスレさん』や『女神官』がそうならなかったからこそ『ゴブスレさん』一行が

誕生したのだろうし、今も一行で冒険を続けていられるんでしょうね。


雪山でゴブリン退治というと、他のファンタジー小説では簡単な冒険として

物語の初期に書かれそうな内容ですが、『ゴブリンスレイヤー』ではそんな難易度ではありません。

ゴブリンは残虐で狡猾で弱いが油断できない強敵として存在しますし、

そんなゴブリンのまとめ役である今巻のボス役は『ゴブスレさん』以上の強さがあります。

そんな強敵に対してどう戦い、どう勝利するか。

当然「ゴブスレさん』らしく正面から真っ向勝負ではなく、知恵で機転を利かせる戦いは

本巻でも楽しめますよ。

ただ、あの最終決戦の力技は、『ゴブスレさん』以外の仲間は驚いただろうな(笑)


『ゴブリンスレイヤー 5巻』では、久々に長編でゴブリン退治を楽しめました。

強敵相手に工夫をして相手を嵌めて戦い、その強敵を油断せず倒すという要素と、

冬山の冒険、洞窟探索、砦後略と冒険譚としても十分以上に楽しめます。

ゴブリンの残虐な行為を直接的に描く場面は減っているかと思いますが、

過酷な冒険、戦闘シーンが楽しめましたので、この路線で物語が進んでいくのなら

これからも『ゴブリンスレイヤー』は面白い物語となっていくと思います。

続刊である『ゴブリンスレイヤー 6巻』も購入して感想をあげようと思います。

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ネタバレありの感想


それでは、ここから下はネタバレ注意になります。

ゴブリンスレイヤー 5巻』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

令嬢剣士と女神官


『ゴブスレさん』一行が冬山冒険をする発端となった『令嬢剣士』さんですが、

良いところなかったですね。

家を飛び出して冒険者になりましたが、ゴブリン退治を舐めてしまい返り討ち。

ゴブリンたちを兵糧攻めするも準備不足で自分たちの状況が悪化するし、

家から持ち出した魔法の武器は奪われてしまい、ゴブリンパラディンの主武器として

『ゴブスレさん』を苦しめることになりましたし、

勝手な行動をして『ゴブスレさん』一行に危機を招きましたしって本当に良いところなしだな(笑)


ただ、そんな『令嬢剣士』に対して、『ゴブスレさん』一行の当たりは強くありませんし、

村人たちの当たりも酷くなかったですね。

『令嬢剣士』自身がゴブリンに酷い目に遭っているという事もありますが、

『ゴブスレさん』や、『女神官』からすると『令嬢剣士』の姿が、かつての自分や、

自分がそうなって居たかもしれない存在として見えてしまうからかもしれないですね。


『女神官』からすれば、『令嬢剣士』は『ゴブリンスレイヤー1巻』冒頭で散っていった

『女神官』の最初の仲間たちにダブって見えるでしょうし、

『ゴブスレさん』に救われなかった場合の自分の姿にも見えてしまったでしょうから。

だからこそ、『女神官』は『令嬢剣士』に対してあれこれをしていた訳でしょうが、

冒険中にも他者を気遣える、気を回せるというところに『女神官』の成長が見て取れましたね。

これまでの冒険でんだ経験と、対処してきた実績が『女神官』にあるからこそ、

『ゴブスレさん』も信頼して行動を任せたり、自身の背中を任せたりできるのでしょう。

『ゴブスレさん』との恋愛面でも『受付嬢』と『牛飼い娘』のフォローが有ったとはいえ、

年越しを2人で過ごしたのですから一歩前進ですよね。

当然、『ゴブスレさん』の方は全く意識していないでしょうが、

女性陣の方はどんどん距離を縮めようとして来ていますし、

鈍い『ゴブスレさん』もいつかは気づきそうな気もします。

一体誰が『ゴブスレさん』と結ばれるのか楽しみですね。

個人的には絡みが少ないですが『剣の乙女』さんが好きです


ゴブスレさん


『ゴブスレさん』の方も『令嬢剣士』の言動との比較で、

『ゴブスレさん』の気遣いというのがハッキリと分かりましたね。

『ゴブスレさん』は言葉こそ足りませんが、周囲の人間に対して気遣いをしておりますし、

『ゴブスレさん』一行のメンバーにも気を遣っています。

説明が足りないため突飛な行動と思えることもありますが、

その根底には仲間に被害が出ないよう考えたうえで行動をしています。

ゴブリンをスレイ(殺す)という目的からブレルことはありませんが、

目的を達成するためなら周囲を顧みないという事はありませんでした。


そこが『令嬢剣士』とは大きな違いなのでしょうし、

『ゴブスレさん』がゴブリンスレイヤーではあるが、

アヴェンジャー(復讐者)ではないということなんでしょうね。

ゴブリンは憎むべき敵だが復讐対象ではなく、人々をゴブリンの被害から守るため

『ゴブスレさん』自身が味わった悲劇を他の人が味わうことがないようにするため、

ゴブリンを倒すものであり、ゴブリンの被害からの守護者なんでしょう。


だからこそ、救われた人たちは『ゴブスレさん』に感謝するし、

『ゴブスレさん』のことを放って置けないんだと思います。

その事が一番分かっている『ゴブスレさん』一行のメンバーたちだからこそ、

『ゴブスレさん』の行動に驚かされることはあっても不機嫌になったり、

腹がたったりしないのだとも思います。


今後の展開予想


数々の冒険を重ねて信頼関係が増している『ゴブスレさん』一行

だからといって『ゴブスレさん』がゴブリン以外の強敵に挑むというのは、ちょっと違うかな。

やっぱりこの作品の魅力としては、弱くても強いゴブリンに挑む『ゴブスレさん』一行

何だと思っています。

だから、『ゴブスレさん』には強い魔神と戦うより、辺境でゴブリンと戦っていて欲しいな。

ただ、さすがにゴブリンのレパートリーが無くなってきている気もするんで

個体として強いゴブリンではなく、群れを率いて強いゴブリンと戦うのではないかと

予想しています。


ゴブリンジェネラル率いるゴブリン軍団に襲われる村を、『ゴブスレさん』一行と、

襲われた村の村人が協力して撃退する7人の侍のような展開なんてと思いましたが、

『ゴブリンスレイヤー 1巻』のクライマックスと被っているな。。。

どういう展開になるか楽しみにして『ゴブリンスレイヤー 6巻』の発売を待とうと思います。

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おすすめ
今回の強敵、ゴブリンパラディン
パラディン繋がりという事で、
こちらの作品『最果てのパラディン』をお勧めします。

こちらの作品も『ゴブリンスレイヤー』と同様に
正統派のファンタジー作品だと思います。
主人公は確かに強く才能をもってはいますが、その力で単純に勝つのではなく
主人公が苦戦し、勝利を勝ち取る大変さが描かれています。
その苦戦、大変さも辛いだけではなくカタルシスを感じさせてくれます。

まだ読んでいないゴブリンスレイヤーの読者の方がおりましたら、
ぜひこちらの作品も手に取っていただければと思います。
名作っだと思いますよ。
ゴブリンスレイヤー以上にヒロインとの恋愛描写が斜め上ですが(笑)
最果てのパラディンI 死者の街の少年 (オーバーラップ文庫)
柳野かなた
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