異世界はスマートフォンとともに。 1巻 ネタバレ 感想

異世界はスマートフォンとともに。 (HJ NOVELS)
異世界はスマートフォンとともに。 (HJ NOVELS)
《Amazonからのあらすじ引用》
『小説家になろう』発大人気異世界ファンタジー!

神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。
彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマートフォン。
様々な人たちと出会い、大切な仲間を得ていく中で、いつしか主人公はこの世界の秘密を知る。古代文明の遺産を受け継ぎ、お気楽な世界の王たちと力を合わせながら、彼はのほほんと世界を巡っていく。


2017年夏より放送開始!

異世界はスマートフォンとともに。 1巻』のネタバレありの感想です

ネタバレありの感想の前には注意書きをおいております。

ただ、この作品はネタバレを気を付ける要素がないような気がします。

ネタバレなしの感想


異世界日常モノといいましょうか、異世界お気楽生活物といいましょうか、

読者にストレスをかけないことを第一に作品が構築されている気がします。

そのため、主人公『望月冬夜』は努力と言う泥臭い行為を行うことはありません。

授かりものの能力で異世界で苦労なく活躍できますし、大いに称賛されます。

異世界での活躍だけではなく、現代世界で利便性の高い情報機器であるスマートフォンを

異世界でも使用できるため、何かあれば検索することができますし足りない知識を補えます。

この授かりものの能力と、異世界でも使えるスマートフォンを使うことで

異世界で努力なく無双したいし称賛されたいという願望と、

異世界に転移したとしても現代世界の利便性は捨てたくないという願望とを叶える

読者の願望に素直に応え、読者に余計なストレスを与えない作品となっております。


あからさまなほどにコンセプトが明確になっている作品です。

主人公が努力なく称賛されることを楽しめる人、異世界スローライフを楽しめる人、

細かい設定の不備、不自然なまでの主人公の巡り合わせの良さを許せる人、

以上のことに笑いながら突っ込みを入れられる人はこの作品を読んでも楽しめるはずです。


ですので、悪戦苦闘からの勝利、不遇からの逆転劇といったカタルシスを求める人、

異世界での冒険や謎解きと言った知的興奮を求める人、

設定の不備、不自然なまでの主人公の巡り合わせを許せない人は、

この作品を最後まで読めない気がしますね。

途中で突っ込みが追い付かなくなったり、何を楽しめばいいのかが分からなくなるはずです。


私も最初は主人公『望月冬夜』異常ともいえる性格への反発、

異世界生活の緊張感のなさ、あまりのご都合主義への辟易がありました。

ですが、これは主人公にとってストレスなしの世界、作品なんだと認識し、

細かいところに突っ込みを真面目に入れるのは野暮と分かってからは

軽い気持ちで読み進めることが出来るようになりましたよ。

今では主人公『望月冬夜』が、授かった力でどこまで上り詰めていくのかを

楽しめるようになりました(笑)


異世界はスマートフォンとともに。 1巻』では、

転生世界の世界観、『望月冬夜』は目標や目的がまったく分かりませんでした。

このお気楽異世界ご都合ライフがどう進み、どう決着するのかを気楽な気持ちで

楽しんでいこうと思います。




ネタバレありの感想


それでは、ここから下はネタバレ注意になります。

といっても、ネタバレして困るような内容ではないとは思います。

念のための注意と言ったところになります。

主人公『望月冬夜』


ネタバレの感想になりますが、『異世界はスマートフォンとともに。 1巻』では、

正直ネタバレしてまで語るほどの内容は無いかなって思っています。

個々の中エピソードはありますが、どれもネタバレで語るまでもない内容です。

全て主人公『望月冬夜』を称賛するために設置された事件、イベントというところです。

事件はすべて『望月冬夜』を称賛するために発生しているとも言えますね(笑)

『望月冬夜』の行動はすべて正しいのです。

ですから、その行い自体をやるべきかどうかを悩む必要も躊躇する必要もありませんし、

彼の行いによってもたらされた結果に悩む必要はありません。

彼の巡り合わせの良さは本当に神に愛されているとしか言いようがありません。

そもそもの発端である神の手違いによる死亡も、『望月冬夜』が異世界で無双するために

巡り合わせ良く発生した事件なんじゃないかと思えますね。


万能ともいえる授かりものの能力をもち、何をやっても巡り合わせの良い『望月冬夜』ですが、

彼の真に凄いところはその能力とは別の部分、まったく動じない精神力だと思います。


いきなり知識のない世界に転生されたというのに焦ることもなければ、

転生世界の情報を調べることもなくモンスターと戦いますし、

モンスターとはいえ生物の命を取る事への躊躇いや恐怖心もありません。

君、本当に現代日本の高校生だったのかと?(笑)

本当に葛藤とか不安とかストレスな部分が全くない主人公ですよ。

そういった部分が『望月冬夜』にないからこそ、主人公に目標がないのでしょう。。

目標がないからこそ、異世界日常系モノとして続いてるのかもしれませんが

いつまでも周囲に流されるだけの異常な主人公でいくのでしょうかね?

『望月冬夜』を称賛するためのネタ(事件)をこれからも作っていけるのでしたら、

もう、素直にその称賛シーンを突っ込みながら楽しんでいこうと思います。

私の突っ込みが追いつかなくなるのが先か、『望月冬夜』の称賛ネタが尽きるのが先か

これは楽しみになってきたぞ(笑)

というわけで、作品本来の楽しみ方とは異なるでしょうが

『異世界はスマートフォンとともに 2巻』を読んでみようと思います。

おすすめ
『異世界はスマートフォンとともに。』を読んでいて思っていたことは、
『望月冬夜』が転生した先の世界がゴブスレさんの世界だったら、
直ぐにデットエンドなんだろうなあということでした。

ゴブリンスレイヤー1巻の冒頭で酷い目に遭った新米戦士と同じ結末を迎える様な。
ただ、『望月冬夜』くんは髪に愛されているとしか言いようのない
巡り合わせの良さ(サイコロ運)を持っているから意外と勇者になってるかもです(笑)

そんな『異世界はスマートフォンとともに。』と真逆の
全く優しくない世界で闘い続けるゴブスレさんの主演作
『ゴブリンスレイヤー 5巻』も出たばかりですので
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