エロマンガ先生 8巻 和泉マサムネの休日 感想 ネタバレ

エロマンガ先生(8) 和泉マサムネの休日 (電撃文庫)
エロマンガ先生(8) 和泉マサムネの休日 (電撃文庫)
《Amazonからのあらすじ引用》
アニメ化決定の最新刊!!

「今日から兄さんは、私と同棲するの」
著作『世界で一番可愛い妹』のアニメ化によって不眠不休の生活を余儀なくされたマサムネ。兄の無茶を心配した紗霧は、『開かずの間』での“同棲”を要求する。そうして始まったのは、妹やヒロインたちとの“同棲生活”だった!?
同衾、お風呂、家庭裁判!? 恋に仕事に、二重の修羅場をなんとか乗り切ったマサムネは、束の間の休日に、様々な思い出を回想していく……。
『妹やエルフと過ごした休日』『智恵との出会い』『ムラマサ先輩との日々』『マサムネが小説を書きはじめた「きっかけ」』。──そして、『私』が語る、和泉兄妹の過去。
待望のTVアニメーションが4月より放送開始! 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の伏見つかさ&かんざきひろのタッグで贈る、大人気シリーズ最新刊!

アニメも人気放映中の『エロマンガ先生』

エロマンガ先生 8巻 和泉マサムネの休日』のネタバレありの感想です。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想の前には注意書きをおいております。

やっと既刊最新刊の『エロマンガ先生 8巻 和泉マサムネの休日』感想まで辿りつきました!

いや、我が事ながら既刊分の感想を終えるまでに結構な時間がかかりました。

『エロマンガ先生』がアニメ化すると聞いて興味を持ちました。

アニメ開始前に既刊を全て読み終えてアニメ版を楽しもうと思っていましたが、

既刊分の読了と感想をあげるのに2月上旬スタートで5月までなので結局3か月かかり、

アニメの方も4話まで消化していますね。

自分もそうなのですが、新刊を読んだらすぐ他の人の感想が気になるたちなので、

既に読み終えている方々とのタイムラグが自業自得ながら残念です。

リアルタイムでの皆さんの反応や、他の感想を読んで自分の中での感想の変化や、

疑問点と不満点についても違った角度での解釈や、消化が出来るのが感想サイトの

良い点の一つなんじゃないかなって思います。

良い点としては買う際の参考にっていうのもありますが、

その場合はネタバレありの感想を意識して避けないといけないという不便な点もありますね。


既刊分の感想は今回で終わりますので、2017年6月に発売される『エロマンガ先生 9巻』は、

出来るだけ発売日に近い日に感想をあげたいと思います。



ネタバレなしの感想


『エロマンガ先生 7巻』の終盤で『正宗』は無茶なスケジュールで仕事を詰め込み、

『紗霧』に泣きながら説得され『紗霧』の部屋で同棲するよう言われるところで続いていました。

エロマンガ先生 8巻』でどのような幕開けになるのかなって思っていましたが、

本当に家庭内同棲から始まるとは思いませんでしたよ(笑)


『エロマンガ先生 7巻』では、ヒロインそろい踏みの同棲生活と言うシチュエーションを

活かしたラブコメらしい展開(お風呂で遭遇、同じベットで寝る)がなかったのですが、

その分を補うかのようにこの『エロマンガ先生 8巻』では目白押しでしたね。

各ヒロインの可愛らしさを描くとともに、コメディーとしても十分楽しめました。

家庭裁判のダブル・ミーニング、ラッキースケベババァには笑わせていただきましたよ。

第一章では上記の同棲生活内のコメディパートが描かれ、

第二章では各ヒロインとの過去のエピソードを絡めた今との変化を描き

第三章では、『エロマンガ先生』の既刊分ではありえなかった視点からの

『正宗』と『紗霧』のお互いが今に至った理由・根幹が描かれていました。


どの章もとても面白かったのですね。

第二章では智恵との親しくなったきっかけが描かれており、

これまでサブヒロイン勢として埋もれ気味だった智恵の魅力がよく引き出されていました。

『エロマンガ先生』は、実在のライトノベルネタがちりばめられているのも魅力のひとつです。

ライトノベルネタがあまり描かれていないのを嘆いていたのですが、

エロマンガ先生 8巻』でたっぷり触れていたので大満足です!


そして第三章は『エロマンガ先生 8巻』では屈指のというよりも、

『エロマンガ先生』シリーズとして白眉ともいえる内容でした。

この章はネタバレなしで読み始めていただきたいですね。

『エロマンガ先生』好きには堪らない内容になっていると思いますし、

キャラクターに対する見方が変わりました。

私もこのネタバレに触れずに読めて本当に良かったと実感しています。

だから、未読の方にもぜひネタバレを踏む前にこの第三章を読んでいただきたいです。


毎回、クライマックスでの引きが凄い『エロマンガ先生』ですが、

この『エロマンガ先生 8巻』でも凄い引きで次回に続きましたね。

クライマックスへの流れが出来たと思いますので、まもなく物語の大団円が訪れそうです。

おそらく『エロマンガ先生』は10巻完結なんじゃないかと思いますので、

その間もなく訪れるであろう完結を楽しみに待とうと思います。

まずは、2017年6月9日発売の『エロマンガ先生 9巻 紗霧の新婚生活』を

発売日に読んで早めに感想をあげようと思います。

あとひと月が待ち遠しいな!





ネタバレありの感想


それでは、ここから下はネタバレ注意になります。

エロマンガ先生 8巻 和泉マサムネの休日』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

和泉家の庭内同棲


休もうとしない『正宗』を心配して涙を流した『紗霧』

その『紗霧』からの言葉に従い『紗霧』のベットに眠る『正宗』

『正宗』も年頃の男ですからね。好きな女の子と一緒のベットに寝ていたら

それは我慢できないのも分かりますわ。

『正宗』が寝ている『紗霧』の顔に手を伸ばしたところで、

ラブコメらしく寸前の停止となりましたが、

あそこで『山田エルフ』がとめに入らなかったらどこまでやっていたのか、私気になります。

まあ、作品的に頬に触れるくらいなんだろうなとは思いますが。


同棲生活ではなく、同衾生活になったことを他のヒロインたちが黙っているわけもあらず、

家庭裁判が始まる訳ですけど、登場キャラクター達みんながノリノリで楽しすぎますよ。

『葵 真希奈』は、ダメ可愛い上に会話のおちキャラクターとしても貴重ですね。

登場が一番遅かったサブヒロインなのに、智恵さんより存在感と面白みがある気がします。

このコメディーパートはは『葵 真希奈』のこの台詞がすべてを表している気がしますね。
《エロマンガ先生 8巻 P.24 7行目》
「てか、この家さあ!毎日おもしろイベントがあっていいね!」



同衾事件から家庭裁判とコメディーパートとして十分以上に楽しい章でしたが、

楽しいだけで終わらせず『正宗』の気持ちに触れているところで過去の掘り下げもありました。

『正宗』はラノベ主人公らしく家事万能ですが、その理由に触れられています。

早くに母を亡くし、幼少から大人に甘えることができなかったため、

『正宗』は家事能力を自力で身につけました。

基本的に『正宗』は、誰かに頼ったり甘えたりということが苦手な気がします。

そんな『正宗』が、オーバーワーク気味な仕事をこなししつつ、

自身の身体を心配してくれている『紗霧』に心配をかけないように、

周囲の人々に頼り甘えることを選択しました。

母を亡くした時と違い、いまの『正宗』の周りには頼ることができる優しい人たちが揃っています。

そして『正宗』も、その優しい人たちに頼り甘えることが出来るようになりました。

『正宗』と『紗霧』、2人の夢を叶える過程で2人の関係だけではなく、

色々な人との絆や信頼関係が結ばれていることが分かり胸が暖かくなりました。

こんな素敵な人たちに囲まれているのですから、2人の夢が叶わないことはないと思います。

和泉正宗の休日


エロマンガ先生 8巻』のサブタイトルにもなっている話ですね。

ワーカーホリックの『正宗』らしい休日の考え方ですわ。

頑張っている『正宗』は凄いですが、本当に休むのは下手ですね。

仕事は休日という事で各ヒロインたちと過ごす休日らしいエピソードとなっています。

各ヒロインは『山田エルフ』『千寿ムラマサ』『高砂智恵』の3人でしたが、

個人的に一番面白かったのは『高砂智恵』とのエピソードでしたね。


いままでサブヒロイン枠としても埋もれ気味でした『高砂智恵』ですが、

内容がライトノベルネタに触れてくると輝いてくると思いますよ。

『高砂智恵』の保有スキル、【一昔前の「富士見ファンタジア」のような

作品名に巻数表示がされていないライトノベルを巻数順に並べられる】は、

本当にすごいスキルですわ!

自分も『ザンヤルマの剣士』『必殺お捜し人卵王子カイルロッド』辺りは

背表紙がその巻の副題がメインだった覚えがありますね。なんであんなデザインだったんだろ?

上記3作品は、一昔前ですが個人的に大好きな「富士見ファンタジア」の作品ですので、

未読の方は手に取ってもらえると嬉しいです。

一昔前の作品ですが名作なので決して損はさせない内容だと思いますよ!


話が『高砂智恵』から離れてしまいましたね。

優秀そうな見た目のわりに赤点補修目前のおバカだったり、

『正宗』が本当にライトノベル作家かを確かめるために「ライトノベル性格分析」をしたり、

他の個性が強いヒロインの中では埋もれていましたが、この子も結構な個性派ヒロインでしたね。

ちなみに、私は『ブギーポップ』シリーズでは『高砂智恵』と同じで

パンドラ』『ペパーミントの魔術師』が好きですよ。

付け加えるなら『歪曲王』と『夜明けのブギーポップ』も大好きです!


また話がそれた(汗)

『高砂智恵』と『正宗』が繰り広げるライトノベルネタが好きすぎて、

私も暴走してしまうんですよね。

このライトノベルネタというのが『高砂智恵』の最大の魅力だと思います。

ライトノベルネタを語る時の『高砂智恵』は、『正宗』のモノローグじゃないですが

そのへんのライトノベルヒロインなんて目じゃないと思いますよ。

ただ、いかんせん『エロマンガ先生』のヒロイン勢がその辺のヒロインとは格が違うというのが

『高砂智恵』にとっての不幸な点なんでしょうね(笑)


『高砂智恵』メインに語ってしまいましたが、

『千寿ムラマサ』ちゃんのエピソードも良かったです。

お色気担当枠の『千寿ムラマサ』ちゃんらしく、

同棲生活お約束のお風呂のハプニングがあったりと

そのお色気枠の才能を遺憾なく発揮しています。


ですが、『千寿ムラマサ』ちゃんのエピソードで良かったと思ったのはそこではなく、

『千寿ムラマサ』ちゃんが【恋愛】を面白いと感じているところです。

『正宗』に対しての想いは報われたとはいえず、彼女自身その恋愛を敗色濃厚と意識しています。

報われていない恋愛ですが、『千寿ムラマサ』ちゃんがそれでも恋愛を面白いと感じているのは、

『正宗』に恋をしている日々がとても楽しく輝いていると感じているからなんでしょうね。

正直、コミュニケーション下手な『千寿ムラマサ』ちゃんですが、

この気持ちを持っていれば最終的に結ばれなくとも悪い結末ではないと思います。



それにしても、『正宗』はヒロインたちのオッパイばかりを見たり語ったりしているな。

お尻や脚への言及が少ないことから、『正宗』は間違いなくおっぱい星人なんだろうなあ(笑)

正宗と紗霧の根幹


『紗霧』と『正宗』が実際に知り合う前の話

2人が何故に作家をイラストレーターを目指したかも語られています。

2人の過去話と言う点でも興味深い話なのですが、それ以上に驚いたのは

まさかの『紗霧』視点での話という事です。


これまでずっと『正宗』視点で話は進んでおり、

『紗霧』の心情は『正宗』に対してのセリフから慮るしかなかったのですが、

この章では『紗霧』のモノローグとして彼女の心情が赤裸々に語られます。

元々、これまでの反応から『紗霧』の方も『正宗』のことを好きという事が明白でしたが、

この章で『紗霧』の心情が語られたことで、誤解なく明確になりました。


それにしても、『紗霧』側の想いもかなりの強さでしたね。

『正宗』のことは「兄」だとは思えないという強い断言は、

兄妹関係ではなく女として『正宗』のことを好きという強い想いが感じられました。

『正宗』が家族になることを望んでいるから、仕方なくこの関係を続けているということでしたが、

正宗の家族になるというのは兄妹じゃなくて、夫婦の関係でも良い訳だから

ちゃんと話していたらすぐにこの2人は結ばれていてもおかしくなかったですね。


『正宗』へ初めて感想をくれた相手であり、初めてイラストを贈ってくれた相手でもあり、

作家を目指すきっかけをくれた相手が『紗霧』であるということも判明いたしました。

元々、『紗霧』がその相手であるということを匂わす要素は

『千寿ムラマサ』との対決の時にもありましたが、遂に明白になりましたね。

だからこそ、この判明した内容自体には驚きは少なかったです。

むしろ、『紗霧』がイラストレーターを目指した理由、絵を描き始めた理由が

『正宗』からの言葉にあったという事の方に驚きがありました。


『紗霧』と『正宗』の2人は、出会う以前からお互いの人生に影響を与え合う関係、

信頼できるパートナーとしての関係が出来上がっている訳ですから、

この2人が結ばれない未来は考えにくいですね。

『山田エルフ』ちゃんが以下の台詞のような危惧をしていましたが、
《エロマンガ先生 8巻 P.25 15行目》
「ここでメインヒロイン様が本気を出したら、アニメのBDが出る前にお話が終わっちゃうでしょう――――が!」

『エロマンガ先生 1巻』で『マサムネ』と『正宗』が同一人物であると『紗霧』が知った時点で

恋愛話としては終わり(結ばれる)が確定していましたね(笑)


『紗霧』の夢はいつも『正宗』がプレゼントしてくれていました。

『正宗』の夢はいつも『紗霧』がいたから実現をしてきました。

お互いにお互いが必要な2人であることが明白になりましたので、

最後の『正宗』のプロポーズは唐突ではなくて必然だったんだと思います。

告白するのは夢が叶うその時ではなく、いまお互いの気持ちを知ったその時こそです。

告白への答えこそ、きっと2人の夢が叶うその時が相応しいんでしょうね。


『正宗』からのプロポーズを受けて『紗霧』がどう応えるのか?

『エロマンガ先生 9巻 紗霧の新婚生活』でどう描かれるのか?を楽しみにしたいです。

『エロマンガ先生 9巻』のサブタイトルからして、結ばれるのは明白な気がしますけどね。


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おすすめ
アニメも絶賛放映中という事で、
お勧めは『エロマンガ先生 Blu-ray1巻』を取り上げます。

感想でも取り上げておりました『必殺お捜し人』シリーズが電子書籍化していましたので、
悩みましたが、アニメ絶賛放映中という事でこちらを。
『必殺お捜し人』シリーズについては別途感想をあげようと思います。


声がついて動くことで、ヒロインたちの可愛さが増しますね!
アニメ化まで声とか意識していませんでしたが、
いまでは小説を読んでもアニメ版の声で再生されるくらい好きになりました。

Blu-rayの特典として【伏見つかさ書き下ろし短編小説】と
【イベントチケット優先販売申込券】がついてきますので、
購入予定の方は早めに購入をお勧めします。

特典の【伏見つかさ書き下ろし短編小説】は、
別途書籍として出版される可能性が低いので、
書籍版ファンとして購入をいつも悩まされますね。
私も【伏見つかさ書き下ろし短編小説】ためにBlu-ray買おうか検討中です(笑)
エロマンガ先生 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
アニプレックス (2017-06-28)
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