エロマンガ先生 5巻 和泉紗霧の初登校 感想 ネタバレ

エロマンガ先生 (5) 和泉紗霧の初登校 (電撃文庫)
エロマンガ先生 (5) 和泉紗霧の初登校 (電撃文庫)
《Amazonからのあらすじ引用》
「クリスマス」に「バレンタインデー」、イベント盛り沢山の人気シリーズ第5弾!

「おにーさんっ、クリスマスパーティやりましょうよ! 」
12月、紗霧のクラスメイト・神野めぐみらの提案でクリスマスパーティを開くことになった和泉マサムネ。めぐみと山田エルフ、そして高砂智恵の初顔合わせや、エルフとっておきの"隠し球"、紗霧の可愛い企みなど、波乱必至のクリスマス。1月、マサムネは作家仲間の獅童国光、美少女イラストレーター・アルミの3人で『バレンタイン対策会議』を開いていた。全員が目当ての女子からチョコを貰うべく、激論を交わすのだが……! 3月、ラノベ作家たちのアニメ化バトルに決着がつき、和泉家は明暗分かれた同業者のたまり場と化していた。そんな中、兄妹の保護者である京香が帰ってきて……。兄妹別居の危機に、奮闘するのは意外な人物!?
ラノベ作家の兄とイラストレーターの妹が織り成す、大人気シリーズ第5弾!!


アニメも人気放映中の『エロマンガ先生』

エロマンガ先生 5巻 和泉紗霧の初登校』のネタバレありの感想です。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想の前には注意書きをおいております。

気付いたらアニメもすでに2話目まで終わっていますね……

アニメ放映前に既刊分の感想をあげておくつもりだったのですが、まだ半分まで

しかも『エロマンガ先生 4巻』の感想をあげてからほぼ一月感想あげていないですね……

今週末までに既刊分をあげられるよう頑張ろうと思います。

ネタバレなしの感想


エロマンガ先生 5巻』は、時系列で言うと12月から4月にかけての物語でした。

クリスマスからお正月、バレンタインにホワイトデーと季節のイベント目白押しです。

ラブコメ物としたらイベントごとのヒロインたちの反応で話を膨らませられます。

ですが、『エロマンガ先生 5巻』はそれぞれのイベントを大きく取り上げることがありませんでしたね。

もちろんイベントごとのエピソードはありますし、ヒロインたちとの交流も楽しかったですが、

本題はタイトルにも『和泉紗霧の初登校』とある通り、紗霧の初登校がメインでした。

4月の入学式とかけての初登校イベントってことなのかなって思っています。


これまでのエロマンガ先生の物語で積み重ねてきた『紗霧』の成長と、

『紗霧』や『正宗』が築いてきた友達との友情、友達との絆が描かれています。

『エロマンガ先生 1巻』の頃、『紗霧』は部屋から全く出ることが出来ず、

友達といえる友達もおらず、コミュニケーション自体もネットを通じのものでした。

そんな『紗霧』が、この『エロマンガ先生 5巻』の頃には、

苦しみながらも部屋から出ることが出来るようになり、

ネットを介さず直接会話をすることが出来るようにもなり、

ネットだけではなく実際の友達とも交流し、友情を築いています。

これまでの物語で築いてきた成長の積み重ねを、中間発表を見られたように思えて

胸がほんのり暖かくなりますね。

この成長は、もちろん『紗霧』自身の頑張りも当然ありますが、

その『紗霧』が頑張ろうと思った理由である『正宗』の存在や

ことあるごとに『紗霧』や『正宗』気持ちを慮ってくれている『山田エルフ』や、

拒絶されても挫けず友達になろうとした『めぐみ』や、

『初代エロマンガ先生』に師事した姉のような存在でもある『アルミ』

『ムラマサ』先生はなんだろう、可愛さと天然ボケとお色気部分かな?

そんな素敵な人たちが周りにいたからこそ、『紗霧』が成長できたのだと思います。


『エロマンガ先生』は、登場人物に嫌なキャラクターや悪意あるキャラクターがいない

優しい世界だと思います。

こんな優しい人たちに囲まれた優しい世界なのでしたら、

『紗霧』が家の外の世界に出られる日も近いんじゃないかと思います。

『紗霧』が外に出られる時、それがこの作品のエピローグなのかもしれないですね。


ネタバレありの感想


それでは、ここから下はネタバレ注意になります。

エロマンガ先生 5巻 和泉紗霧の初登校』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

クリスマスパーティー


ネタバレなしの感想でも書きました通り

クリスマスイベントで1巻費やすかと思いましたが、そんなことはありませんでしたね。

短編のエピソードとして費やすのは贅沢にも思えましたが、

『エロマンガ先生』は2人の夢であるアニメ化をゴールとするのですから、

テンポ良く季節を進めるのが正解なのでしょうね。


クリスマスパーティーは、自宅から出れない『紗霧』のことがあり当然自宅で行われます。

部屋に引きこもってネットでの交友もいいものですが、

現実世界での友人が自宅に遊びに来るということは、『正宗』と『紗霧』とって

2人の夢を実現する過程での顕著な変化なんだなって改めて思います。

このクリスマスパーティでの親しい付き合いを見ているからこそ、

エロマンガ先生 5巻』のクライマックスでの友人ひとりひとりのコメントに

重みと実感を感じることができたんだと思いました。

普段大して付き合いの無い人物からのコメントではなく、

日々共にすごした時間の中で育まれたお互いを想いあう気持ちなのですから。

『紗霧』が貰うだけではなく、皆にプレゼントをしていたのも良かったですね。


『山田エルフ』先生のアニメも出来が良さそうで良かった。

未完成版を最初に流したのはワザとだろ『アルミ』ちゃん。

泣いている『山田エルフ』先生可愛いから見たいとかの理由で(笑)

未完成版を見て意気消沈している『山田エルフ』先生を不器用なりにも慰めようとしていた

『千寿 ムラマサ』ちゃんは良かったですね。

最初はまた空気が読めない発言かと思ってしまいましたが、『山田エルフ』を認めてるし、

すくなくとも不器用なりにも元気付けようとしてくれているのが分かり安心しましたよ。

本当に煽りにも思える励ましの言葉でしたが、『山田エルフ』に対しての友誼を感じました。

自分の中でもちょっとだけ『千寿 ムラマサ』のことが好きになれた気がします。

バレンタイン&ホワイトデー


お正月を飛ばしてのバレンタインデーとホワイトデーの話です。

このイベントでも虐げられる『山田エルフ』先生。

好きな相手(『正宗』)から、好きな異性のタイプを聞かれるとか

意識するなというのが無理なシチュエーションでしたが、

『正宗』はまったく意識していないという不憫っぷりが泣けますね。

それでも、『山田エルフ』先生が話してくれた異性の好みのタイプは、

人生を十分以上に楽しんでいる『山田エルフ』らしく好感を抱ける内容でした。

「面白いラノベを創るために全力で頑張っているやつ」という言葉に、

『山田エルフ』先生が、『千寿 ムラマサ』ちゃんが、『正宗』に好意を抱く理由としては

十分すぎるものだと思います

妹至上主義で割と他の女性に対しての扱いが酷い『正宗』が、女性陣にモテていることに

不満を抱いていたのですが、この理由を聞いたときに私の胸にも腑が落ちましたよ。

そういう理由なら『正宗』がもてる事に不満はありません。モゲロとは思いますけどね(笑)


『正宗』の異性の好みは、「頼りになる人」、「頑丈な人」

母をなくし、再婚後に父と義母を亡くしている『正宗』とって、「頑丈な人」という好みは

とても重いものですが、『正宗』にとっては切実な内容だと思います。

大事な人をこれ以上亡くしたくないと言う『正宗』の想いは、『紗霧』が叶えてくれるはずです。

ただ、このエピソードを重くしすぎないためなのでしょうか、

『正宗』の好みが「頑丈な人」だからとダンボールを装備して

「ダンボー」のような格好になっていた『紗霧』の姿に癒されました。


それと『獅童 国光』くんの言っていた『エロマンガ先生』から

「ホモチョコ」というワードには思わず噴出してしまいましたよ。

でも、結構酷い発言しますよね『獅童 国光』くん

紗霧の社会復帰


エロマンガ先生 5巻』のメインとなるエピソードです。

『正宗』と『紗霧』が今後も2人で暮らしていくための条件である定期テストが行われます。

『紗霧』は家から出て社会復帰が進んでいることを伝えるために、

友人たちの力も借りて試験に立ち向かう、このシーンがとても良かったです。


『正宗』と『紗霧』が頑張るのは当然ですが、2人だけの力ではなく

2人がこれまですごして来た時間の中で育まれた友達との絆を感じられましたし、

友達たちが助力してくれているということに感動しました。

これまでの様に引き篭もっているわけではなく、

『正宗』と『紗霧』が2人の夢を叶えるため2人以外の人たちとも交流を積み重ね、

お互いに気持ちを分け与えているという事実がそこにあったと思います。

『紗霧』はまだ家から出られませんし、学校にも当然登校できていません。

それでも、この自宅での授業風景をみれば『紗霧』は社会復帰を進めていることが、

一目瞭然だったと思います。

2人の夢である「2人で手掛けた作品がアニメ化され一緒に見る」

その夢が叶うその日までに、きっと普通に外出できるんだろうなという希望がみられました。


2人の保護者であり、判定役でもある『和泉 京香』さんは、

『紗霧』が部屋彼出られれば合格の判定といっていましたが、

それでも、この頑張っている姿を見せられたことで

『正宗』と『紗霧』のことを心から認められたんじゃないかと思います。

京香さん


という訳で、ここまでの感想でまったく触れていなかった新キャラクターが登場です。

そのキャラクターは『和泉 京香』さんは、登場時から不穏な雰囲気と棘のある言葉で

あからさまな憎まれ役という感じでしたね。

ただ、『エロマンガ先生』の世界で嫌なキャラクターが出るわけ無いよなって

思っていましたから、真意が明らかになったときは、まさかって言うより

やっぱりなって思いになりましたけどね。

ただ、『和泉 京香』さんが『正宗』に嫌われてしまっていたのは

自業自得以外の何者でもないので、

『正宗』視点では悪役になるのは仕方ないよなとも思えましたね。


『和泉 京香』さん、言葉足らずなうえに言葉のチョイスも酷いし、

甥に対して甥の母親のことを大嫌いとか言ってしまっていますからね。

根っこの部分が『千寿 ムラマサ』ちゃん並みにだめだめな気がします。


『正宗』のことが好きなのも、『正宗』の父親のことが好きなのも分かり易すぎますし、

根はいい人なのも間違いないので、『正宗』からの誤解を解消できるようになればいいですね。

『正宗』と『紗霧』にとっても数少ない身内ですし、双方にとっていい関係になれるような

きっかけがあればいいと思いますので、続刊でそういった展開があることを期待しています。

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おすすめ
アニメも絶賛放映中という事で、
お勧めは『エロマンガ先生 Blu-ray1巻』を取り上げます。

声がついて動くことで、ヒロインたちの可愛さが増しますね!
アニメ化まで声とか意識していませんでしたが、
いまでは小説を読んでもアニメ版の声で再生されるくらい好きになりました。

Blu-rayの特典として【伏見つかさ書き下ろし短編小説】と
【イベントチケット優先販売申込券】がついてきますので、
購入予定の方は早めに購入をお勧めします。

特典の【伏見つかさ書き下ろし短編小説】は、
別途書籍として出版される可能性が低いので、
書籍版ファンとして購入をいつも悩まされますね。
私も【伏見つかさ書き下ろし短編小説】ためにBlu-ray買おうか検討中です(笑)
エロマンガ先生 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
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