冴えない彼女の育てかた 12巻 感想 ネタバレ

冴えない彼女の育てかた 12 (ファンタジア文庫)
冴えない彼女の育てかた 12 (ファンタジア文庫)
《Amazonからのあらすじ引用》
悩みに悩みぬいたメインシナリオ『叶巡璃ルート』に解決の糸口を見つけ、一番の功労者で「blessing software」のメインヒロイン担当の加藤恵と誕生日デートの約束をした俺だったが…。「悪い、実はそっち行けない」『…』「聞こえてるよね~?俺の言ったこと、認識してるよね~?」あろうことかデート当日にドタキャンし、向かった場所は―病室だった。そこでとある人物から聞かされた話を受け、俺は大きな決断をすることに。そしてその結果―『わたし、やっぱり、あなたの、メインヒロインに、なれないよ』一気にメインヒロインの攻略難易度は跳ね上がってしまい!


2017年 4月13日 24:45よりアニメ放映開始の『冴えない彼女の育て方♭

その原作小説である『冴えない彼女の育て方 12巻』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想の前には注意書きをおいております。



アニメが4月より放映開始されますので、そのタイミングに出版を合わせてきたのでしょう。


内容を語ろうと思うとネタバレにすぐ触れてしまいそうなくらい重要な内容の多い巻ですね。

いかに内容について語るかが難しいです。

物語がクライマックスを迎えようとしている感が増していますね。

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ネタバレなしの感想


冴えない彼女の育て方 11巻』の最後で起きた引きの件が気になっていました。

この『冴えない彼女の育て方 12巻』でその部分が明らかになりましたが、

その真相には驚きましたね。

少なくとも私には予想外の『転』の部分でしたよ。

ですが、『冴えない彼女の育て方 12巻』を読んだ後には納得しました。

あの『転』の部分が無かったならば、本巻の結末は訪れなかったと思います。

思い返せば物語的に必然的な『転』の要素ではありますが、

人によっては急すぎる『転』の様にも思えるのではないでしょうか?

少なくとも私程度の読み込みでは、その兆候や伏線、フラグに気づけませんでしたよ。


『転』となる導入部分によって『安芸 倫也(以下、倫也)』が決断したことには、

賛否分かれる気がします。

クリエイターとしての『倫也』、『柏木 エリ』と『霞 詩子』の最大のファンとしての『倫也』

その二つの立場から導き出された決断としては納得をせざるを得ないですし、

その決断の結果、最終的には『加藤 恵(以下、恵)』も含めた大団円にこそなりましたが

また『blessing software』を壊し、『恵』との仲も壊れそうになりましたから。

『倫也』が奮闘奮起し、『フィールズ・クロニクル』を『柏木 エリ』と『霞 詩子』を

サポートした裏側で、『加藤 恵』とその他の『blessing software』メンバーが

サークルと『冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた(仮)』が壊れないよう支えてくれていた

ことを『倫也』は感謝しないといけないでしょうね。


『倫也』の決断と奮闘、『恵』の努力と援護があればこそ、

一度は分裂してしまった『blessing software』が再結集した終盤が盛り上がったと思います。


『倫也』の告白ゆくえ、『冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた(仮)』の完成

『フィールズ・クロニクル』の売れ行きと評判と『冴えない彼女の育て方 13巻』で

描かれるであろう最後の結末が今から待ち遠しいですよ。

アニメの最終回前後に発売されると思いますので、その時が楽しみです。

その前にまずは『冴えない彼女の育てかた Girls Side 3巻』で、

冴えない彼女の育て方 12巻』の裏側で女性陣がどう考え、どう行動していたかを

楽しみたいと思います。



それでは、ここから下はネタバレ注意になります。

冴えない彼女の育て方 12巻』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

未読の方がさすがに12巻の感想を見に来るとは思えないですが、

冴えない彼女の育て方シリーズを読んでいる方は本当にネタバレ踏む前に12巻読んでほしいですね。



ネタバレありの感想


『倫也』の決断


ということで、『冴えない彼女の育て方 12巻』の感想となれば触れないでいられる訳がない

ついに『倫也』が自分の想いを自覚し、『恵』に告白をしました。

とうとう『冴えない彼女の育て方』も攻略ルート確定ですね。

冴えない彼女の育て方 11巻』でスカイプ越しのシナリオ読み合わせという疑似体験をした上でも

まだ攻略ルート確定しないんじゃって思わせていたところも凄いんですけどね。

この『冴えない彼女の育て方 12巻』を読むまでは、

まだ『澤村・スペンサー・英梨々(以下、英梨々)』のルートあるんじゃと思わせてくれましたから。


『紅坂朱音』が病で倒れたことから『フィールズ・クロニクル』を支えるために『倫也』が

奮闘するわけですが、

その理由は『柏木 エリ』と『霞 詩子』の才能を華々しくデビューさせるためであり、

クリエイターとしての『倫也』が『フィールズ・クロニクル』を良作以上の神ゲーにしたいという

想いからの行動でした。

『英梨々』のことを『霞ヶ丘 詩羽(以下、詩羽)』のことを女性として愛していて、

その愛した相手の為に何とか協力したいという考えや想いでは無いと思います。

『英梨々』と『詩羽』は、『倫也』にとって護るべき才能であり、育てたい才能なんだと思います。

2人のことを女性として意識していますし好意はあると思いますが、

それ以上にクリエイターとしての2人を尊敬し、その才能の邪魔はできないと考えてもいます。

そうなると『倫也』は『柏木 エリ』と『霞 詩子』の傍らに私人としては寄り添えないです。

『英梨々』は『倫也』が傍にいると渾身の1枚が書けないという問題もありますしね。


逆に『恵』に対してはそういった問題はありません。

クリエイターとしての『恵』を見る前に、まず一人の女性として『恵』という人間を見ています。

怒らせてしまうことはあっても、面倒だな頭痛いなと思っても傍にいてほしいと、

『冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた(仮)』のメインヒロインにしたうえで

最高のギャルゲーにしてみせると宣言できるほどに、女性として傍にいてほしい訳なのです。


好きな相手から、他の女性に対しての告白のようなものを聞かされた『詩羽』としたら、

『倫也』の想いを察してしまいますよね。

『詩羽』からすればハッキリとした失恋になってしまうのに、それでも『倫也』のため、

自分たちの作品の為に『英梨々』を説得する役を代わる訳ですから、

本当に『詩羽』は素敵な女性ですよ。

P.139の挿絵とともに『冴えない彼女の育て方 12巻』で2番目に好きなシーンです。


『倫也』が自分の想いを自覚して、本気の自分の想いを『恵』に告白をしました。

共に過ごした1年半という期間があるからこその真剣な告白です。

ですが、まだ『恵』の側は『冴えない彼女の育て方 12巻』では答えをだしていません。

告白に対して『恵』が断るとも思えませんが、『冴えない彼女の育て方 13巻』で、

『恵』がどういった返事で『倫也』の告白に回答をするのかが、楽しみです。


『恵』の想いと行動


『倫也』とのデートを楽しみに待ち合わせ時間の30分以上前に、待ち合わせ場所付近にいた

『恵』の気持ちを思うと『倫也』の行動は結果的に正しくても胸が痛いですよ。

冴えない彼女の育て方 12巻』では、前巻で『恵』とイチャイチャした分の反動か、

『恵』にとってつらい時間が多かったと思います。

誰よりもフラットに見えて誰よりも『blessing software』を大事にしている『恵』にとって

『倫也』の決断は、理性では我慢できても感情では我慢できないでしょうね。

『恵』は主人公にとって都合のいいヒロインではなく、感情を持った女性ですからね。


この拗れてしまった『恵』と『倫也』をまた結びつけたのは、

『倫也』からの業務連絡という名目のラブレターと、

そのラブレターの中に書かれていた『英梨々』と『詩羽』との活動の楽しさでした。

大事なblessing software』の再結成、初期メンバーがそろって活動しているところに

『恵』が参加せずに我慢できるわけありませんよね。


一度は『恵』の手から零れ落ちてしまった初期の『blessing software』

その再結成を許せない気持ちと参加したい気持ち、その間で揺れていた『恵』の気持ちを

動かしたのは『倫也』の言葉と思いきや、『英梨々』だったのは胸が熱くなりました。

P.225からの『恵』と『英梨々』のやり取りは胸が暖かくなり、微笑ましくも想い、

そして切なさを感じる良いシーンでした。

お互いに自分の気持ち想いを素直に話しお互いに許し合い、

2人の関係がより親密になったと思います。

表紙の2人と合わせて『冴えない彼女の育て方 12巻』で私が1番好きなシーンです。

まあ、私に限らず読者はだいたいこのシーンが好きになったとは思いますが(笑)


初期の『blessing software』メンバーだけで盛り上がると、

今の『blessing software』メンバーをないがしろにしているように見えてしまいますが、

ちゃんと今の初期の『blessing software』メンバーにも声をかけている辺り

流石『恵』といったところですね。

新旧『blessing software』メンバーがそろって活動というお祭り騒ぎには興奮しましたし、

祭りの終わりが見えての寂寥感もありました。

新旧『blessing software』のわだかまりも無くなり、残りは『恵』が告白へどう返答するのか

そこが『冴えない彼女の育て方 13巻』の最後のシーンになる気がします


Girls Side 3巻の予想


さて、『冴えない彼女の育て方 12巻』の後書きに

次巻は『冴えない彼女の育て方 Girls Side 3巻』と明記されています。


冴えない彼女の育て方 12巻』では『倫也』視点での奮闘が書かれていましたが、

本来『冴えない彼女の育て方 12巻』で描かれるべき2つの大きなシーンが抜けていましたから

そのシーンが『冴えない彼女の育て方 Girls Side 3巻』に描かれるのだと思います。


まず1つは『倫也』の想いを知った『詩羽』が『英梨々』を説得するシーンでしょうね。

『詩羽』も『英梨々』も薄々察していたとは思いますが、

それが確信となった時に2人がどう思い、どう変わっていこうと考えたかは興味深いです。

『詩羽』からの言葉があったから、『英梨々』も『倫也』から個人としては距離を置き

クリエイターとして2人が並び立てるときをまてるようになったんだと思います。


そして2つ目が『倫也』が『フィールズ・クロニクル』に助力していた時に

『恵』が『blessing software』が分裂、解散、停滞しないように活動する姿と、

『倫也』のメールと言うラブレターを受けて『倫也』の家の廊下に来るまでの

想いを知りたいなって思いますね。

何より『波島 出海』と『氷堂 美智留』の出番がなさ過ぎて、この2人を好きな自分は

ちょっと寂しさを感じましたからね(笑)


次の『冴えない彼女の育て方 Girls Side 3巻』はいつ出るんでしょうね?

出来たらアニメ放映中に売りたいという出版社の思惑があると思うので、

6月くらいに出てくれると嬉しいな。

出たら発売日に購入して、早めに感想を書こうと思います。

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本編では『恵』ルート確定です。
『恵』も好きなヒロインなのですが、私が一番好きなヒロインは『詩羽』先輩何で
少将の寂しさがありますね。

その寂しさを埋め合わせてくれるのが、この『恋するメトロノーム』です。
この作品では本編と立場が違い『詩羽』先輩メインですし『恵』の立ち位置も違う
本編のIf物語であり、スピンオフ作品。

『詩羽』先輩メインのラブストーリーがみたい人にはお勧めの一作です。
『詩羽』先輩は負けてるから輝くヒロインだよねと思う人にはぜひぜひ読んでもらいたい。
『詩羽』先輩の魅力にどっぷりつかっていける一作です。


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