豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 1巻 感想 ネタバレ

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい (ファンタジア文庫)
豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい (ファンタジア文庫)
《Amazonからのあらすじ引用》
大人気アニメ『シューヤ・マリオネット』には、嫌われ者が存在する。魔法学園に通うデニング公爵家三男こと豚公爵だ。そんな悪役に転生してしまった俺は、このままじゃバッドエンド直行!?…だけど熟知したアニメ知識と、『全属性の魔法使い』なんていう無双能力を駆使すれば、学園の人気者になって、運命も変わるハズ!そして、アニメの中では成し遂げられなかった豚公爵のささやかな願い―「おはようございます、スロウ様!」滅ぼされし大国のお姫様。今は俺の従者である愛しのシャーロットへ。君に相応しい男になって、告白してやるんだ。


久々に新シリーズに手を出してみました。

富士見ファンタジア文庫の『豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい』です。

カクヨムで連載中の作品で、現在も人気連載中みたいですね。

カクヨムの豚公爵のURLはこちらです。

WEB版で試し読みしてみて作品が合うようでしたら、ぜひ購入してみてください。

私もネット上で評判が良かったことと、表紙裏側の粗筋が面白そうだったので購入しました。

嫌われ者に転生して周りを見返して最愛の人と結ばれるっていいよね!

作品のジャンル的には悪役令嬢物の男性主人公版になるのかしら?


お話の粗筋は、人気アニメ『シューヤ・マリオネット』作品世界の嫌われキャラ豚公爵こと

『スロウ・デニング』に転生した主人公が、作中では結ばれることができなかった相手である

メインヒロイン『シャーロット』と結ばれるためにアニメの知識と自分の才能で奮起する

と言う感じですかね。


主人公が転生した先である豚公爵は作中では嫌われていますが、

『シューヤ・マリオネット』視聴者からは人気があるキャラクターと言う設定で

アニメ世界の主人公『シューヤ』が活躍している裏側で人知れず活動をしています。

『シャーロット』と結ばれるため奮闘し、その奮闘努力が実ることなく悲恋に終わるキャラ。

ヒロイン『シャーロット』はアニメ主人公『シューヤ』と結ばれ、

報われなかった豚公爵に判官贔屓的な人気が集まりと言う感じでしょうかね。

豚公爵人気が集まる分、その彼の想いに気づかず彼を振った『シャーロット』は

叩かれてそうですね(笑)


この作品『豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい』は、

正直にいいますと物語としては結構荒い作りになっております。

私も初めて読んだ時には楽しく感じ、作品が面白かったので一気に読めました。

その後、感想を書くために冷静になってから再読しましたところ、

物語の設定の粗が結構目につきました。

細かいところが気になる人や、あらすじに惹かれない人からするとこの作品の荒いところが、

正直合わない気がします。


ですが、あらすじに惹かれるものがあった人や、悪役令嬢物が好きな人や、

蔑まれていた主人公が実力を発揮し周りを見返すといった作品が好きな人なら

細かい粗を吹き飛ばす勢いで楽しめるんではないかと思います。

私がこの作品を好きになれた理由である「好きな女性と結ばれるため、主人公が奮闘する」

というキーワードに惹かれるものがあれば、ぜひこの作品を読んでほしいなと思いますね。


なんというのでしょうか粗削りだけど将来が楽しみな新人選手という感じでしょうか?

作品として面白くなりそうな可能性、要素が多くあるように思えるのですよ。


物語は始まったばかり、舞台となる学園や主要登場キャラの顔見世、

主人公の性格、実力と言う部分の紹介が終わったところです。

この『シューヤ・マリオネット』の世界で、『スロウ・デニング』が

たったひとつの大切なものである『シャーロット』を護り結ばれるために、

奮闘する姿を続刊でも楽しんでいきたいなって思いますね。





それでは、ここから下はネタバレ注意になります。

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 1巻』のネタバレありの感想になります。

未読の方、ネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。


■□ネタバレありの感想□■



面白かった部分の感想と言うより作中気になった点についての語りになります。

最近の転生ものをあまり読んでいないのでわからないのですが、

転生した主人公が現実世界に戻ろうとする葛藤を抱かないのですね。

すごい勢いで転生先世界に順応しているところが逞しくて好きです(笑)

まあ、始まる前の葛藤にページ割きすぎると本筋の話が進まないからいいんだけどね!


その部分はどうでもいいのですが、転生した主人公が何故『シャーロット』を大切想うのか?

その部分についてはページを割いて書いてほしかったなと言うのが正直な感想です。

転生した主人公は『シャーロット』を護り結ばれることを目的に活動しています。

アニメで結ばれることがなかった結末に憤りを感じて?

転生した際に豚公爵の記憶と想いを引き継いで?

転生して実際に出会った『シャーロット』に一目ぼれして?

主人公の動機や理由がこの『豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 1巻』で

描かれていないため読者視点でモヤモヤしてしまい、全力で応援しづらいんですよね。


転生してから『シャーロット』の魅力を感じるエピソードか、

庇護欲をそそられるエピソードを書いてくれるか、

豚公爵時代の過去の思い出を描いてくれていればなって思います。

そうすれば『シャーロット』の魅力も増しますし、

読者視点でも主人公お目的に共感できるので。

もしかしたら『豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 2巻』で

描かれるのかしら?

出来たら『スロウ・デニング』と『シャーロット』のお互いの想いや、

思い出を多めにしてほしいですね。

じゃないと、『豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 1巻』エピローグでの

告白が急すぎて結ばれて良かったなって想いが抱きにくいので。


一途に一人の女性のために奮闘し、最後にその女性と結ばれる

本当に私が大好きなシチュエーションです。

その美味しい題材が一味足りなくて最上の味にならないもどかしさと言いますか、

作品として面白くなる可能性が大きいゆえのもどかしさを感じてしまいます。

個人的に好きな作品ですので、2巻ではキャラクターの心情や想いを多めに書いてほしいです。

あと、アニメ版の主人公もただのカマセや当て馬にならない活躍をしてほしいです。

2巻も出たら買って感想を書こうと思います。

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公爵繋がり、悪役令嬢物繋がりでということで(笑)

こちらの主人公はゲームの世界の悪役令嬢に転生しています。
ゲームでのEDの最中に記憶を取り戻していますので、
豚公爵とは違い未来の変えようがないという絶望からのスタートです。

ゲームのEDまでは変えられないのですが、
EDを迎えてからもゲームなければ人生は続くわけで、
その未来をよきものとするため奮闘しています。

女性主人公ですが恋愛方面がメインではなく、内政物になるのかしら。
現代地球世界の知識を使ってのし上がっていくという感じですが
そこまで無茶なチート能力という感じではないので、内政好きにおすすめかな。

なろうで連載中ですので、興味がある方はまずはWeb版を読んでみてはいかがでしょうか?
公爵令嬢の嗜み (カドカワBOOKS)
澪亜
KADOKAWA/角川書店 (2015-11-10)
売り上げランキング: 13,770

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この記事へのコメント

  • くじらさん

    コメントありがとうございます!

    作品を教えていただきまして、ありがとうございます。
    「食べるだけでレベルアップ」は私のアンテナに引っかかっておりませんでした。
    豚公爵が楽しかったので、「食べるだけでレベルアップ」も購入してみようと思います!

    他にも面白そうな作品がありましたら、良かったらまた教えていただけるとありがたいです。
    2017年04月02日 22:45

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