エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島 感想 ネタバレ

エロマンガ先生 (3) 妹と妖精の島 (電撃文庫)
エロマンガ先生 (3) 妹と妖精の島 (電撃文庫)
《Amazonからのあらすじ引用》
南の島で執筆合宿! 人気シリーズ第3弾は、待望の"水着回"でお届け!!

「『夏の取材&執筆合宿』! あんたたちの夢を叶えるためには、必須のイベントよ! 」
無事に『妹小説』を書き上げた和泉マサムネは、売れっ子作家・山田エルフの誘いで彼女の所有する南の島にやってきていた。
引きこもりの妹・紗霧の件もあり、合宿に乗り気ではなかったマサムネだが、他ならぬ紗霧からの"後押し"や、ムラマサ先輩の参加もあって、この合宿を有意義なものにしようと意気込むが……。
「二人で遊んでましょう! 」仕事そっちのけで遊び始めるエルフ。
「こ、こんな水着で……外に出るなど」エルフにハメられえっちな水着を披露することになってしまったムラマサ先輩。
他にも新しく出来た執筆仲間やエルフの兄の登場など、マサムネはじめての執筆合宿はどうなってしまうのか――?


まもなくアニメも放映される『エロマンガ先生』

エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想の前には注意書きをおいております。

ネタバレありの感想になるまでは『エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島』を

未読の方に読んでいただいても問題ない感想になっていると思います。


いよいよアニメ放映まであと一ヶ月を切りましたね!

放送は楽しみなのですが、放送前に『エロマンガ先生』既刊分の感想を

すべてあげることができるか、結構ギリギリになってしまいましたね(汗)

放映までのスケジュールを考えたうえで余裕なスケジュールのはずだったんだけどな。

きっと暇な時間についついスマホゲーム(主にFGO)をやっていたのがイケないのです。

ちょっと暇つぶしのゲームに時間を取られるという本末転倒な状態に危機感ガガガ

スマホゲームは悪い文明。通勤退勤の時間を読書に戻さないとです。


感想のはずが出だしがタイトルと関係ない私情な話ですみません。

と言う訳で『エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島』の感想に入ります。

今回の舞台は妖精の島といいますか、『山田エルフ』先生の家族が所有する南の島に

主人公『正宗』と『千寿ムラマサ』、新キャラの『シドーくん』と『山田クリス』と

いう作家編集者グループで夏合宿という一大イベントが行われます。

南の島で夏合宿とは、まさにラブコメ作品の花形イベント。

そのイベントをここで使ってきたかっていう感じですが、さすがに夏合宿であり、

旅行イベントだけあってヒロインたちの可愛さを引き立てるイベントがとても良かったです。

定番の水着でドキドキするシーンや、寝る前に2人で夜の散歩して語らうシーン、

お風呂での会話シーンと、ラブコメの定番であり王道でもあるシーンだけに

本当にヒロインたちの気持ちやドキドキが伝わってきて甘酸っぱい思いをしました。

物語的にはメインヒロインは『紗霧』であることは確定しており、

他のヒロインと結ばれる結末は無いと思います。

それでも『山田エルフ』先生と『千寿ムラマサ』がそれぞれ見せてくれた想いの強さと

いぢらしさを思うと、彼女たちにも受け入れられる幸せな結末を迎えてほしいなと思います。


夏合宿ということで舞台を『正宗』と『紗霧』が暮らす家から離れてしまいますので、

『紗霧』の出番が減るんじゃないかと思っていましたが杞憂でしたね。

旅先からの電話や、帰宅してからやり取りで『紗霧』も存在感を出していましたし、

『正宗』と『紗霧』の2人でみせるやり取りは、付き合っている恋人同士のような状態で

大いに甘い雰囲気を楽しませてもらいましたよ。


夏合宿に関わった『紗霧』『山田エルフ』『千寿ムラマサ』の3名がヒロイン枠で、

他の女性キャラはサブヒロイン枠という感じになるのでしょうか?

ラブコメ物の定番としては進展に困ると次々と新キャラ増やしてというのがあるのですが、

エロマンガ先生1巻から3巻までの展開で無駄なキャラクターが居なかったという実績から

そういったキャラの乱製造使い捨てはしないだろうと言う安心感がありますね。

キャラクターそれぞれに個性と存在感があるのが『エロマンガ先生』の良い点だと思います。


主要女性キャラ3名がそれぞれ魅力を見せてくれる中でも本命がぶれない『正宗』は

男としても主人公としても大した奴だなって思いますね。

たまにとても鈍いところや、無意識ですが『山田エルフ』先生を傷つける言動をするところは

いただけないですけどね。

いや私が『山田エルフ』先生が好きすぎるせいでしょうが、『正宗』の心無い台詞に

イラッとくることがありましたよ(笑)


本命は動かないであろう中、『山田エルフ』『千寿ムラマサ』はどうやって『正宗』を振り向かせるのか?

『紗霧』と『正宗』は、既に相思相愛の状態の中でどうラブコメ作品として結末を迎えるのか?

というところが気になりますので、完結まで作品を追っていこうと思います。



2017年4月から放映のアニメは多分この『エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島』までの放映に

なるんじゃないかと思います。

各ヒロインたちの想いや行動も一区切りとなるシーンがありますし、

『正宗』と『紗霧』の夢の第一歩である原作小説「世界で一番可愛い妹」の刊行も描かれていますので。

そういった意味で『エロマンガ先生』という作品を読み続けていけるかどうかは、

この『エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島』まで読んで判断されるのが一番いい気がします。

エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島』まで読んで面白さがさほどでもとなれば、

続刊も合わないんじゃない気がしますね。

逆に『エロマンガ先生 1巻 妹と開かずの間』で合わないと思った人でも、

2巻や3巻でそこを挽回するような作品の良さや面白さが描かれていると思いますので、

気が向いたら『エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島』まで読むことをお勧めします。

私も『エロマンガ先生 1巻 妹と開かずの間』のみ読んだ際はさほど評価していませんでしたが、

エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島』まで読んだら好きな作品になりましたよ。





それでは、ここから下はネタバレ注意になります。

エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島』のネタバレありの感想になります。

未読の方、ネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。




■□ネタバレありの感想□■



正宗と紗霧



ネタバレなしの感想でも書きましたが、もう2人は相思相愛ですよね。

なので目線はいつ2人がくっつくのか?結ばれるのか?というところには、余りないですね。

多分、2人でアニメ化した作品を家で2人で見てるときに改めて告白して結ばれると思うので。

最終的には結ばれるであろう2人が、結ばれるという一線を越えないラインで好意を伝えたり、
イチャイチャするシーンを楽しませてもらっています。


この『エロマンガ先生』という作品内では鈍くても許される空気があるのか、

『正宗』の恋愛方面での鈍さや空気の読めなさが許されていますが、本当だったら許されないですよ。

まあ、『正宗』自身がラブコメ作品の主人公の呪縛に取り込まれているので、仕方ないのでしょうけど。

それでも女性を褒めるときに他の女性を例えにして褒めるとか、本当にネタとしてもどうなのかしら。

『正宗』の良さは素直で正直なところであったり、友人思いであったりと良い点が多いのですが、

その良い点が悪い点でもあるのがね。

『山田エルフ』先生のことを頼りにして気の許せる相手として認めている分、

『山田エルフ』先生の対応が雑だったり、彼女の気持ちを考えると言えないであろう発言を

したりっていうの読者視点で見えちゃうのがなんともなあって気持ちになるところがありますね。

辛い別れを2回も体験してしまい家族を本心から求めている『正宗』からすると、

『山田エルフ』が自分の姉だったら良かったのにって思う事は最高に受け入れているという

ある種の褒め言葉なのでしょう。

ですが、『正宗』のことを「異性」として好きな『山田エルフ』先生からすれば、

嬉しいけど残酷な言葉ですよね。

「家族」としての好きと、「異性」に求める好きは違うと私は思いますから。

まあ、そんなことで諦めたり傷ついたままでいたりしないのが『山田エルフ』先生の良さですから、

『山田エルフ』先生は大丈夫でしょう。

本当に『正宗』は『山田エルフ』先生の優しさに甘えているなあ。

いつかそのことに気づいてほしいですね。


『紗霧』もこの巻で大きな変化を起こしましたね。

これまで『正宗』がいるときには部屋から出ることができなかったのに、

『正宗』の帰宅を迎えるために2階から降りてくる『紗霧』の姿が。

いまだに練習中ですし、この巻でも降りてくるだけでかなりの負担となっていますが、

それでも『正宗』を迎えるために降りてこようとする『紗霧』の気持ちを考えると胸が暖かくなりますね。

『正宗』からの一方通行な想いではなく『紗霧』からの想いもあり相思相愛を感じますし、

お互いを想う気持ちに家族愛を感じることも出来ました。

親同士が結婚したから家族になったのではなく、お互いの正体を知ってからの交流と、

正体を知らない同士であった際の交流が重なり『正宗』と『紗霧』は家族になれたんですね。

『紗霧』のもう一つの夢である「好きな人のお嫁さんになること」は、『正宗』の鈍さから

遠のいたように見えて、どんどん夢に向かって進んでいるように思います。


ただ、『紗霧』がもう一つの夢を恥ずかしさから口籠ってしまった時に、

『紗霧』に助け舟を出したのが『正宗』ではなく『山田エルフ』先生だったというのが

この物語を動かす存在が誰なのかを明示しているようにも思います。



山田エルフ



舞台が妖精の島とあるだけにやっぱり『山田エルフ』先生が、今巻のメインヒロインですね。

妖精の島での『正宗』との夜の散歩や、海辺でのイチャイチャ、王様ゲームと見せ場が多く

あり『山田エルフ』先生の魅力を改めて楽しむことができました。

ですが、それと同じくらい『山田エルフ』先生の魅力が妖精の島へ行くまでのやり取りに

あったと私は思っています。

上で書きましたが『紗霧』への助け舟や、

『正宗』がもっていた『千寿ムラマサ』への複雑な想いを軽減させています。

また『千寿ムラマサ』というまだ子供な人物を作家グループに加わらせる橋渡しや、

『正宗』との仲介を自然に行っています。

恋愛方面で鈍い『正宗』ではなく、『山田エルフ』先生という存在があるからこそ

「エロマンガ先生」という物語は動いていくのだと思います。


『正宗』に作中で”空気を読まない”と評されている『山田エルフ』先生ですが、

決して”空気を読まない”訳ではないと思います。

”空気を読んだ”上で、”空気を読まない”言動を行っているように思います。

本当に『山田エルフ』先生が”空気を読まない”人物だとしたら、

単純に自分のやりたいことをやりたいようにやっていることになりますが、私にはそうは思えません。

『山田エルフ』先生は、『正宗』に惹かれている訳ですから恋敵になりうる『千寿ムラマサ』へ

助け舟を出す必要が全くないのですよね。

それでも、『正宗』のためにも、『千寿ムラマサ』のためにもなると考えていますし、

『正宗』も『千寿ムラマサ』もお互いに仲良くなりたいという”空気を読んだ”上で、

仲を取り持つために”空気を読まない”行動をしているようにしか思えないのです。

また”空気を読んだ”からこそ、『正宗』の一番大事なものが分かってしまう訳で

その一番大事なものである『紗霧』のことを想っての行動をしているのでしょうね。

他者の気持ちを誰よりも分かっている『山田エルフ』先生は、とても優しくて素敵な人物です。

だからこそ『エロマンガ先生』と言う作品の中で一番キツイ役割を、好きな人の恋路を後押し

するという役割を自ら率先して行っていますし、恋敵の想いを伝えたりしている訳ですね。

本当に『山田エルフ』先生のカッコよさが際立ちます。

私の一番好きなキャラクターになりるわけですよ。


そう『山田エルフ』先生は可愛いし素敵な人ですけど、何よりカッコいいキャラだと思います。

自分の損得よりも好きな人にとってプラスになることなら躊躇わずにやってしまうカッコよさが。

妖精の森で『正宗』にプロポーズにも聞こえる告白をした際の台詞に、

それが一番ハッキリと現れていると思います。

「だって、あなたは、わたしに惚れるもの」

という言葉を発した時の『山田エルフ』先生の恥らいと、勇気を想うと胸が熱くなります。

私だったら間違いなくこの言葉だけでも惚れてしまいますね。


もちろん『山田エルフ』先生はカッコいいだけではなく、その可憐さも凄く魅力的ですけどね。

翌朝、『正宗』から本名を呼ばれた時の豹変っぷりは、私がアニメで一番見てみたいシーンです。


あと、『山田エルフ』先生と『山田クリス』のやり取りを見ていると、

やっぱり『正宗』と『紗霧』のやり取りは兄妹じゃなくて恋人だなって思いましたね。

肉親に対する感じではなく、どうしても遠慮が感じられるし好意の種類も違うように見えます。


次巻への展開



『エロマンガ先生』という物語としては、『エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島』でひと段落。
次巻からの展開が気になるところの引きでブッ混んできましたね、新キャラクターを

その名は『エロマンガ先生G(グレート)』

自分こそが真の『エロマンガ先生』であるといっていましたが、

自分からグレートと名乗っている時点で偽物ですね。

元ネタであるキン肉マンからするとグレートの正体は師匠なんですけど、

『エロマンガ先生』に支障的キャラがいるんでしょうかね?

次巻『エロマンガ先生 4巻』は、『エロマンガ先生(紗霧)』をメインにして進むのかと

思いますので、『エロマンガ先生 3巻 妹と妖精の島』でサブ側に回った分を挽回するほどの

活躍を楽しませてもらおうと思います。

あと、『山田エルフ』先生の活躍も当然楽しみにしています!


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おすすめ
エロマンガ先生と同じで創作者メイン、恋愛メインの名作である
『冴えない彼女の育て方』より10巻をお勧めします。

エロマンガ先生3巻と同様に冴えない彼女の育て方10巻も
合宿物のはずなのですが、どうしてこうなったの展開ですね

合宿物としては意図していない展開ですが、
それが詰まらない展開かと言うとさにあらず。
私にとって冴えない彼女の育て方の中で特に好きな1冊です。
私の感想はこちらですが、本当に面白い巻でした。

詩羽先輩いいよね…
いい…

冴えない彼女の育て方も2017年4月からアニメ放送なので、
こちらのアニメも楽しみですね。
冴えない彼女の育てかた (10) (ファンタジア文庫)
丸戸 史明
KADOKAWA/富士見書房 (2016-07-20)
売り上げランキング: 4,710


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