エロマンガ先生 2巻 妹と世界で一番面白い小説 感想 ネタバレ

エロマンガ先生(2) 妹と世界で一番面白い小説<エロマンガ先生> (電撃文庫)
エロマンガ先生(2) 妹と世界で一番面白い小説<エロマンガ先生> (電撃文庫)
《Amazonからのあらすじ引用》
『兄妹の夢』を叶えるため『妹小説(仮)』の出版を目指す俺とエロマンガ先生―和泉紗霧。担当編集を説得するべく、和泉兄妹は協力して企画書を作り始めるが―そこに次々と大騒動が巻き起こる!『発売日は一年後です』容赦なく現実を突きつけてくる担当編集。『かくまって頂戴!』締め切りから逃げ続ける売れっ子作家・山田エルフ。『和泉ちゃんと同じものを好きになりたいんです』『やつをラノベにハメる』妹のクラスメイト・めぐみと、本屋の娘・智恵の初遭遇。とある理由から、どうしても今年中に新作を発表したいマサムネは、優勝者に出版枠が提供される『ラノベ天下一武闘会』に挑む!だがそこにレーベル最強の宿敵が参戦してきて…

2017年4月 アニメ化決定作品である『エロマンガ先生 2巻 妹と世界で一番面白い小説』の

ネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想の前には注意書きをおいております。

ネタバレありの感想になるまでは『エロマンガ先生 2巻 妹と世界で一番面白い小説』を

未読の方に読んでいただいても問題ない感想になっていると思います。


■□ネタバレなしの感想□■


表紙が一番好きな『山田エルフ先生』とはうれしい限りですな。

正直、エロマンガ先生 1巻に比べて エロマンガ先生 2巻は面白かったです。

メインヒロインである義妹の『紗霧』とのイチャイチャシーンは、

ラブコメ好きにはたまらないくらいニヤニヤできる内容でしたし、

作家者としてもライバル作家と出版権を掛けてのトーナメントでのバトルと熱い内容でした。

エロマンガ先生 2巻を読んだときは、キチンとまとまった良作ではあると思いましたが、

ここまで楽しいと思わなかったのですよね。


エロマンガ先生 2巻で面白いとおもった理由としては、エロマンガ先生 2巻で状況説明が終わり

キャラクターの特徴がつかめたことと、舞台設定にページを割く量が減ったことがまず第一に

あるんじゃないかと私は思います。

キャラクターと舞台という物語の木曽部分が固まった上で、キャラクターたちが1巻以上に

生き生きとした会話をし、交流をしているところが作品を面白いと感じた理由だと思います。


生き生きと会話をと書いていますが、キャラクターたちは生き生きというか暴走してますよね。

暴走といっていますがそれが悪いと言っているわけではありません。

むしろ、その暴走を見るところが面白いですし、わくわくする要素だったと思っています。

ラノベについて熱くなる『智恵』の行動は、ラノベ愛好家から見ても血も涙も無い諸行でしたし、

縛られて涙する『めぐみ』も別の魅力的な一面をある種出していたように思います。

メインヒロインである『紗霧』にいたっては、君そういうキャラクターだっけと思うくらいの

嗜好を見せてくれました。

なんだろう、メインヒロインらしからぬ行動なんですけど、あの嗜好をみたことで

ようやく『紗霧』のことをヒロインとして好きになれた気がします。

ただ、『紗霧』に妹属性をあまり感じないのは代わっていないですね。

『紗霧』を妹ヒロインと感じるには、私にとって何かが足りない気がするんですよ。

庇護欲が足りないのか、妹として過ごした時間や場面の少なさなのか、

どうしてもヒロインには思えるのですが、妹としてはあまり見えないんですよね。


まあ、私が『紗霧』に抱えているヒロインとしての属性についてとかどうでもいいですね。

話を戻して、私がエロマンガ先生の中で1番好きなキャラクターである『山田エルフ先生』は、

暴走という意味ではエロマンガ先生 2巻の段階ですでに暴走気味ではありました。

その『山田エルフ先生』の暴走の具合が大人しいと感じるくらいに

エロマンガ先生 2巻では、他のキャラクターの暴走が凄かったですよ。

そういったテンプレートキャラクターから脱却した暴走を見たことで

彼女たちに魅力を感じ、彼女たちの掛け合いに面白さを感じたんだと思います。


むしろ『山田エルフ先生』は、暴走面よりも聡明なところが目立っていました。

エロマンガ先生の作中で『山田エルフ先生』は、『正宗』と『紗霧』の置かれている状況、

『正宗』が作家として成長するために必要な要素、他の登場人物の思惑や行動基準を

俯瞰したうえで話しているように思います。

だからこそ、『山田エルフ先生』がだす助言は的確であるんだと思います。

エロマンガ先生 2巻で『正宗』が成長できたことも、『紗霧』が友人に近い存在になったことも、

新キャラクターの思惑や気持ちが『正宗』に伝わったことも、

すべて『山田エルフ先生』の一助があってのように思えますね

凄い長く色々と書いていますが、単純に俺の大好きな『山田エルフ先生』は凄い!という

変な想いがあふれ出してるだけですね。

エロマンガ先生風にいえば、私から『山田エルフ先生』へのラブレターになるのかな。

自覚すると気持ち悪いな。

『正宗』は今後永遠にラブレターについて触れられると思うと彼にも同情できますね。

まあ、本人が気づいていないだけで『紗霧』とは両想いですし、

他のヒロインたちからも好意をもたれている『正宗』に同情とか余計なお世話なんで

その同情心は捨てるようにします。


エロマンガ先生 2巻の段階では、私自身この作品にそこまでのめり込まなかったので

他の方にこの作品はお勧め!と絶賛するほどではありませんでした。

ですが、上で長々と語ったようにエロマンガ先生 2巻ではキャラクターに魅力を感じ、

彼らキャラクターの会話を楽しむことができ、創作者としての想いも熱く感じることができ、

他の方にお勧めできるくらいに面白いと思うようになりました。

もし、まだこの作品を読んでいない方がおりましたら、ぜひ手にとって読んでみてほしいです。

その際には1巻までとせずに2巻も合わせて読んでいただけると、

このエロマンガ先生という作品のよさが分かってもらえると思います。

エロマンガ先生 2巻が面白かったので、私もエロマンガ先生 3巻を買って読もうと思います。

エロマンガ先生 3巻も感想を書きたくなるくらい面白い作品のはずなので、

読み終わりましたら、また感想を書こうと思います。


それでは、ここから下はネタバレ注意になります。

エロマンガ先生 2巻 妹と世界で一番面白い小説』のネタバレありの感想になります。

未読の方、ネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。




■□ネタバレありの感想□■



新キャラクター 千寿マサムネ



エロマンガ先生 2巻で新規に追加されたサブヒロインであり、

エロマンガ先生 2巻の主要人物でもある『千寿ムラマサ』

エロマンガ先生 2巻で名前が出ていましたのでいつか出演するのだろうなと思いましたが、

早速出てきましたね。

その正体は、シリーズ累計1450万部を売り上げる「偉大なる小説家(アーク・ノベリスト)」であり、

『正宗』の年下の先輩作家である14歳の和風美少女であり、

『正宗』と小説出版権を賭けて戦う相手なのでした。

いや、属性詰め込み過ぎだろうとも思うのですが、

エロマンガ先生という作品では属性詰め込めないと埋もれちゃうから仕方ないかな。


またまた年下美少女の作家の登場なのですが、ヒロイン勢は年下しかいないのか?とか

売れっ子作家になる条件には美少女であることが含まれるのかとか考えてしまいますね。

オーバーロード」の作者である『丸山くがね』先生も11歳だから現実に即しているかもです。

それにしても1450万部作家とはすごい作家が登場しましたわ。

あの『山田エルフ先生』ですらまだ200万部で「大小説家(グレータ―・ノベリスト)」なのに

1000万分以上差をつけて上位にいるんですから。

現実で言うと、「フルメタル・パニック!」や「ロードス島戦記」を超えているとかなあ。

いま一番売れている「ソードアート・オンライン」に売り上げでは迫っているのですが、

正直、『千寿マサムネ』のことが好きじゃないんで凄いと思うより、

そんな売れるような作品を作っているのかという反感を抱いてしまいますね。


なんで、私が『千寿マサムネ』のことが好きじゃないのかなと考えたんですが、

やっぱり自己中心的な考え方過ぎるのが原因なんだろうと思うのですよ。

自分の為に自分が面白いという作品を書くのは構わないと思います。

自分の作品を一番好きな読者は、作者その人だと思いますから。

それに結果的にですが、読者も『千寿マサムネ』の作品を読むことができますし、

その作品を楽しむこともできるようになりますから。

ただ私が許せないなって思うのは、

『千寿マサムネ』自身が『正宗』の作品を読めずに苦しんだ覚えがあるのに、

『千寿マサムネ』の作品である「幻想妖刀伝」を書くことを止めてしまい、

そのことを大したことと思っていない態度は無いなあって思うのですよね。

自分が辛い状況を知っているのに読者のことはスルーの上に、

自分が『正宗』の作品を読めればいいのかよって思ってしまいます。




もう一つ自己中心的が過ぎるなと思ったのは、『正宗』と『紗霧』の二人の大切な夢を

つまらない夢を言い切ったところですね。

人の夢をこき下ろすことは誰も超えてはいけない一線だと思うのですよね。

しかも、特に親しいわけではない上に第三者から背景事情を聞いただけの人間が発することを

許される言葉ではないと自分は考えます。


『千寿マサムネ』が14歳とまだ幼く見える世界が狭いとはいっても、

この言葉を発した『千寿マサムネ』のことを好きにはなれないなと思います。

厳しいこと言っていますが、エロマンガ先生 2巻の感想ではあまり好きではなかった

『正宗』と『紗霧』の関係をエロマンガ先生 2巻ではかなり好きになっています。

なので、『千寿マサムネ』についても手のひら返しをしないとは言い切れないですが、

この負の感情を正側に引き戻す良い点を引き出すのは結構難しい気がしますね。

好きな作品内で意図的な悪役、ラスボスではないキャラクターを好きになれないのは

正直きついのでエロマンガ先生 3巻以降で『千寿マサムネ』を好きになれる様なエピソードが

でてくることを少しだけ期待します。


正宗と紗霧の夢について



アニメ化、刊行かまでに時間がかかるのかと思っていましたが、エロマンガ先生 2巻にして

早速刊行の目処がたつところまで進みました。

そんな簡単で良いの?って気持ちもありますが、

それ以上にテンポよく進んでいて楽しい気持ちが大きいですね。

このペースで進むと5巻ぐらいでアニメ化まで進みそうな気もしますね。


エロマンガ先生 2巻では、『正宗』と『エロマンガ先生(紗霧)』が共に制作しているという

イメージがなかったのですが、エロマンガ先生 2巻では二人が共に制作しているというシーンが

多くとても満足することが出来ました。

2人の夢なのですから、その夢に向かって兄妹が協力して努力していくのが王道ですよね。

これがどちらかだけの負担となると、2人の夢ではなく独りよがりの夢になってしまいます。

『正宗』のイメージから『エロマンガ先生(紗霧)』がキャラクターの形を作り、

その形に『正宗』が中身を注いでいくという理想的な共作な気がします。


夢に向かって二人の意識が揃っているのもありますが、恋愛方面でも完全に付き合ってますね。

『正宗』が作中でも言われている通りラノベ主人公並みの鈍感なために許されていますけど(笑)

正直、『紗霧』ってエロマンガ先生 2巻の頃ってこんなに『正宗』を好きになる要素あったか

とも思うのですが、そこは『正宗』が作家「和泉マサムネ」であることに理由があるのでしょう。

エロマンガ先生 2巻でも、『千寿マサムネ』に専属の作家になれと誘惑された際に

部屋から出ることもままならなかった『紗霧』が部屋から出てきて、

『千寿マサムネ』に絶対に「和泉マサムネ」を渡さないと啖呵を切ったシーンは熱かったです。

いままでハッキリ言えなかった思いを吐露する『紗霧』はとても魅力的なキャラクターでした。

美少女たちのパンツを見ようとするときの『紗霧』並みに熱くて可愛かったですよ。

エロマンガ先生 2巻を読んで、やっと『紗霧』のことを好きになった気がします。


ただ気になるのは、『紗霧』が部屋から出てきた場面で『山田エルフ先生』はどうしてたんでしょうね?

敵である『千寿マサムネ』に対峙する『正宗』と『エロマンガ先生(紗霧)』のコンビという構図に

『山田エルフ先生』の身の置き場が。。。

まあ、『山田エルフ先生』のキャラクターならなんとでもなったでしょうし、

むしろ未熟な精神の3人を見守る立場でいてもおかしくないキャラクターをもっていますね。

本当に『山田エルフ先生』は美味しいキャラクターですよ。


ライトノベルネタ



エロマンガ先生 2巻の感想となれば触れない訳にはいかないライトノベルネタ。

今回は作中でのリア充代表の 『めぐみ』をラノベに嵌めるべく作品をお勧めするのですが、

そのチョイスと巻数が本当にひどすぎる(笑)

マリア様がみてる」を「レイニーブルー」までしか売らないとか悪魔すぎるだろ。。。

自分もあのタイミングで続刊に続いた時の飢餓感が待望感が半端なかっただけに悪辣さが分かる。

まあ、続刊がすでに出ていて気になったら直ぐに買いに行ける『めぐみ』はまだマシなのですが。

そういう意味では、「Hyper Hybrid Organization」を進めた方がまさに悪魔的

本当に面白い作品で自分も全巻もっていますが、本当に続きが出ないいいいいいい!!

いまだに本編の続刊を待っています、本当にお願いします高畑先生、何でもしますから。


エロマンガ先生 2巻はとても面白かったです。

エロマンガ先生 2巻読んだ時にはここまで面白くなるとは思っていなかったので、

正直いい意味で期待を裏切られましたよ。

エロマンガ先生 3巻も期待して読もうと思います。

関連記事
エロマンガ先生 1巻 感想 ネタバレ
エロマンガ先生 2巻 感想 ネタバレ
エロマンガ先生 3巻 感想 ネタバレ
エロマンガ先生 4巻 感想 ネタバレ

おすすめ

今回はこの作品をお勧めしない訳にはいかないですね。
もちろんお勧めするのは「Hyper Hybrid Organization」

本当に面白い作品なんですよ。
刊行時期が古いためラノベをあまり読まない層には埋もれている気がしますね。
熱くて泥臭くて、苦悩を感じる作風は今の流行りではないでしょうが、とても面白い作品です

ライダーの世界の悪の組織側を主人公側とした話と
簡単に作品を説明すると陳腐に思われるかもしれませんが、
決してそんなことのない重厚な作品です。

主人公が悪の組織に入らざる得ない理由づけと、
その組織に参加するための手段や、組織内でのし上がる為の努力
悪の組織内での人間関係やパワーバランスなど、
本当に考えられていて作品に没頭することが出来ます。

唯一の欠点は続刊が出ておらず、これからという処で中断されていることですね。
続刊が出ないという苦しさを味わう羽目になりますが、
この作品を読んでいないことの損失はそれ以上だと個人的には思います。

まだこの作品を読んだことがない方は是非読んでみてほしいです。
Hyper Hybrid Organization 01-01 運命の日<Hyper Hybrid Organization> (電撃文庫)
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