東京ダンジョンスフィア 感想

東京ダンジョンスフィア (電撃文庫)
東京ダンジョンスフィア (電撃文庫)
《Amazonからのあらすじ引用》
現実をダンジョンが侵食する現代――異世界を攻略し、未来を掴め。

最新のVR技術が暴走し、使用者の脳内世界がダンジョンに! そのダンジョン攻略を行う『冒険者ギルド』に、高給&様々な特典が目当てで、軽い気持ちで入隊した赤峰光。しかし、入隊後すぐに突入したダンジョンでは右も左も分からず、武器の具現化にも苦労して遅れを取るハメに。
パーティーを組むのは、長剣と氷を操る蒼倉、精霊を杖で使役する桜白、スナイパーライフルを使いこなす緑の三人。リーダーに指名され、何か深刻な事情を抱えているメンバーたちと攻略に挑む赤峰は、仲間と協力してダンジョンの秘密を解き明かす!

電撃文庫2017年1月の新刊『東京ダンジョンスフィア』の感想になります。

作者の奈坂 秋吾先生の作品は初めて読みますね。

元々購入予定はなかったのですが、Twitter上で『夏鎖芽羽』さんが作品名を呟いていたので

購入してみたのですが、『東京ダンジョンスフィア』を買って良かったと思える面白さでした。

Twitter上で面白い作品を知ることが出来たのは嬉しいのですが、

私自身の面白い作品を見つけるアンテナとスコップ能力の低さに反省です。

危うく『東京ダンジョンスフィア』という良作を見逃してしまうところだったのですから。


『夏鎖芽羽』さんのように面白い作品を見つけていく能力をつけたいところです。

そんな『夏鎖芽羽』さんのブログは、まだ見ぬ良作の感想が多くありますのでお勧めです。

『夏鎖芽羽』さんのブログ『本達は荒野に眠る~まだ見ゆ最果てへ~』はこちらです。


東京ダンジョンスフィア 感想


『Mig』という脳内電気信号を受信し、対象者に最も適切な干渉波を送信する機器が暴走し、

対象者の脳内世界がダンジョンとなってしまった世界。

家庭の事情でお金菜必要な主人公『赤峰』は、報酬の割のいい冒険者となります。

同じ時期に冒険者となった仲間たちとパーティを組み、相手の事情を理解し、

本当の仲間になっていくが、ダンジョンの中で危機に陥りという王道ストーリーの作品です。


私がこの作品『東京ダンジョンスフィア』を面白いと思った理由は、

主人公『赤峰』が好きなタイプってことが大きいですね。

その好きなタイプの主人公が成長し、親の庇護下から抜けて大人になっていくという姿が

成長物語としての面もあり余計に好きになったのだと思います。


当初は借金を背負い無理して働く母を見ていられず、

何とかしようと割のいい仕事として冒険者を始めたのですが、

正直、無理している親を救いたいという主人公の心意気が好きです。

ライトノベルやゲームで高校生が主人公の場合、親の不在が多いと思います。

親の存在そのものが主人公がまだ親の庇護下にあり、

独立した活動はまだ出来ないことを表してしまうからなのかもしれないです。

ですが、主人公『赤峰』は、まだ母親の庇護下にある子供にすぎません。

そんな『赤峰』が借金のため疲れ果てた母親を見ていられず、

高給といえど命がけの仕事である冒険者になる。

その家族への愛情、親への孝行はライトノベルの少年主人公では結構まれな気がしますね。

でも、私はそんな『赤峰』の想いと行動はとても尊敬できます。

冒険者として活動を始めるという一歩で庇護下から抜け出し始めた『赤峰』

冒険者として成功するために自分以外の誰かの想いを聞き、

その誰かのために自分が出来る『何か』を考えて実行しようとする姿

その姿は冒険者になる前の庇護下に居た子供ではなく、

大人に向かって踏み出したのだと思います。

だからこそ、母親に冒険者になったことを責められた時に、

下手に言い訳をせず自分の本当にしたいことを、

仲間の為に自分ができることをしたいと伝えることができたのでしょうね。

『赤峰』自身の本心からの言葉だからこそ、

母親も心配はありますが送り出すことが出来たのではないでしょうか。


最後のダンジョンのモチーフも親子の想いでありましたし、

本作は全体的に親子や家族を主題にした作品な気がしますね。

私の読み違いや勘違いの可能性は大ですが(笑)

でも、パーティーメンバーも家族関係でいろいろと問題や課題がありますし、

巻を重ねるごとに仲間たちそれぞれの家族の問題に対峙していくんじゃないかって思います。

『Mig』が作られた目的や、作った人間の暗躍なども気になりますし、

想像力から生まれたダンジョンの攻略という魅力的なシチュエーションもありますし、

続きが読みたくてたまらないので、ぜひ続刊の刊行をお願いいたします。

2巻は発売日に買いに行きますので本当お願いしますよ。電撃文庫さん。



東京ダンジョンスフィア 続刊出るのか問題


と上の感想で続刊を望んでいるそばから続刊が出るか心配で調べてしまった。。。

感想とは関係ない情報なので申し訳ないです。

東京ダンジョンスフィア』とても面白いんだけど売れているのかと心配になり、

1月発売の電撃文庫新刊の売れ行きを確認してみました。

参考にしたのは【Amazon 売れ筋ランキング: 本 】で、その順位を以下に一覧表としました。

※以下の売れ行きは2017年1月13日時点の順位
1月発売電撃文庫 タイトル Amazon 売れ筋ランキング: 本
なれる!SE15 疾風怒濤?社内競合164位
新フォーチュン・クエスト II (8)206位
俺を好きなのはお前だけかよ (4)392位
螺旋のエンペロイダー Spin4.526位
霊感少女は箱の中1,671位
勇者のセガレ2,943位
だれがエルフのお嫁さま?3,717位
迷宮料理人ナギの冒険3,985位
《ハローワーク・ギルド》へようこそ!19,763位
ぼくらはみんなアブノーマル21,842位
ドリームハッカーズ28,529位
東京ダンジョンスフィア30,675位


確かめてみましたが、私にとって結構残念な結果になっていますね。

『迷宮料理人ナギの冒険』より下位にある本は、ちょっと続刊が危ぶまれる気がします。


元々、1巻の売れ行きに関わらず2~3巻だしてトータルの売れ行きで打ち切り判断と

なっているならいいのですが……

正直、実績のあるベテラン作家じゃないと出版社もそんな判断はできないよな。

東京ダンジョンスフィア』面白いから続きが出ないとか勘弁してほしいんだが。

クロバンス戦記』や『セブンサーガ』のように続刊出ずに終わるとか辛すぎる。

人気作家の新作以外続刊が出ない問題は、ライトノベル業界の衰退に繋がると思うよ。

私にできることなんて本当に微々たるものどころか皆無だろうけど、出来ることをやらないと。

面白そうと思った新作は積極的に購入する。

読んで面白かったら感想を書いて面白さを少しでも伝える。

東京ダンジョンスフィア』を見逃しかけていた自分が言うのも何なのですが、

自省を込めて宣言しておきます。

ちょっと最後に寂しいことを書いてしまいましたが、

私が『東京ダンジョンスフィア』を好きなのは本当なので続刊マジお願いします。

なお、感想とは関係ないですが打ち切りラインがどの辺になるのか?は、

上記一覧表をベースに追跡記事にできたらしようとも思います。

おすすめ
『東京ダンジョンスフィア』の主人公『赤峰』くんも、
王道の熱さを持つとても気持ちのいい主人公でしたが、
この『インフィニットデンドログラム』の主人公である『レイ』くんも
同じく王道の熱さをもつ良い主人公ですよ。

『赤峰』くんに比べると、『レイ』くんは優等生で成績が伸びるのが早いですが
かといって最強と言う訳ではなく、主人公の成長が楽しめる点は一緒です。

『東京ダンジョンスフィア』が気に入った人は、
この『インフィニットデンドログラム』も気に入るんじゃないかと思います。
なぜなら、私が両作品を好きだからです!
サンプル数1で確率100%ですよ(笑)
<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-  2.不死の獣たち (HJ文庫)
海道左近
ホビージャパン (2016-12-28)
売り上げランキング: 69,989


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