コミック版 幼女戦記 1巻 感想

幼女戦記(1)<幼女戦記> (角川コミックス・エース)幼女戦記(1)<幼女戦記> (角川コミックス・エース)
《Amazonからのあらすじ引用》
超合理主義エリートサラリーマンが転生したのは、なぜか幼女だった!? 魔法と小銃の入り乱れる異世界で、軍での出世&安全な後方勤務を目指すが、なぜかエースとして祭り上げられ……?

2017年1月よりアニメ放送予定

3冊連続刊行決定でコミック3巻までの発売日も公開

2016年12月26日発売予定の幼女戦記 2巻

2017年1月26日発売予定の幼女戦記 3巻

そして、原作小説である幼女戦記 7巻も12月28日発売と

アニメ化の勢いそのままに疾風怒濤の電撃戦発動中の

コミック版 幼女戦記 1巻の感想になります。


この1巻では3話分収録されております。

小説版で言うとノルデン戦での初陣から、負傷療養を経てのエレニウム95式技術試験、

小隊長となりライン戦線への配属までが描かれています。

小説では結構ボリュウムがあったところを3話でまとめてありますが、

描写するところの取捨選択が上手いからか、あまり省かれていると感じませんね。

むしろ上手く要約して面白いところを膨らまし、冗長部分を省略していると思います。


漫画となっていますが原作と同様に戦略用語は説明されていますし、

要所要所で全体の戦況も地図付きで物語の流れを切らないように説明されていますし、

原作よりイメージしやすい分、用語や戦況が理解しやすいですね。

これは漫画にすることでの利点の一つだと思いますよ。


イメージしやすいことが利点の一つだとすると、

もう一つの利点はデグさんとデグさんが相対している人物の心理描写が一コマで

しかも仕草や表情が描かれることで分かりやすく面白くなっています。

一コマでお互いの思惑、考えがすれ違っていることが分かりますし、

表情も見えることで本音と建前の描写がよりコメディーになっていますわ。


幼女戦記の魅力の一つは、デグさんのディスコミュニケーションからくる

過大評価と誤解にあると思います。

その作品の魅力であるディスコミュニケーション描写が、

絵とコマ割りの上手さで増幅されているのですから面白いに決まっています。

東條チカ先生の作品を読むのは本作が初めてですが、幼女戦記のマンガ版は

よい漫画家さんを捕まえてきたと思いますわ。


漫画になったことの利点としてディスコミュニケーション描写の増幅をあげましたが、

もう一つの利点はデグさんが本当に可愛く描かれていてタイトル詐欺が緩和されたことです。

原作版だと、どうしても中にいる社会人の男の姿が若干思い浮かぶのですが(笑)

マンガ版ですとデグさんの外見が可愛く描かれていますし、

その上で仕草や表情まで可愛く描かれているので、中にいる男の姿が消えましたわ。

原作版と同じセリフを述べているはずなのに、

絵と仕草でここまでイメージが変わるとは驚きですね。


この巻で言えば『後方勤務―――!!!』と喜ぶ表情

人事局での配属先希望を述べる際の原芸をする表情と仕草

シューゲル博士から解放される喜びでスキップしちゃう姿

本当に可愛いですわ。まさかデグさんのことを愛でたい気持ちになる時が来るとわ。


可愛いところやコメディちっくなところの仕草などもいいのですが、

幼女戦記といえば狂気の描写表情もウリの部分。

その部分についても東條チカ先生は上手く狂気を表現されています。

戦闘中の過酷な描写、スー少佐との戦闘での自爆シーンでの凶悪な表情も

これ以上ないくらいイメージ通り、むしろそれ以上で描かれていますよ。

なので、幼女戦記の狂気の部分が好きな人にも問題なく勧められると思います。



コミック版幼女戦は原作小説を読んでいる人にも、未読の人にもお勧めです。


原作小説を読んでいる人には、表情仕草がついて更に可愛くなったデグさんを愛でられますし、

戦闘や戦況の状況把握の副読本としてもいいですし、要約版としてもいけますね。


未読の方の場合は、いきなりあの原作小説の凶器となる重さ厚みでは読むのが辛いので

コミック版から入って作品の概要と楽しみ方を分かってもらえるんじゃないかなって思います。

幼女戦記はライトノベルじゃなくて、へヴィノベルだから仕方ないね!


漫画化は大成功だと思いますので、続刊であるコミック2巻3巻も購入しますぞ。


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原作小説の7巻も12月28日に発売です。
サブタイトルにある『Ut sementem feceris, ita metes』は、
『自分の蒔いた種は自分で刈り取る』という意味かな?
デグさん自身が蒔いた種を刈り取る羽目になるのなら、
それはメアリースーさんかな
帝国が蒔いた種だとすると拡大する戦局のことっぽい気がします。
いったいどんな事態が起こるのか、疲弊する帝国の未来が怖い。
自分も購入しますので、年内には感想をあげようと思います。
幼女戦記 7 Ut sementem feceris, ita metes
カルロ・ゼン
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