【ネタバレあり感想】オーバーロード11巻 山小人の工匠 (丸山 くがね) (KADOKAWA/エンターブレイン)

オーバーロード11 山小人の工匠
オーバーロード11 山小人の工匠
《Amazonからのあらすじ引用》
魔導国の勢力拡大がつづく第11巻!

失われしルーン技術を求めて
山小人(ドワーフ)の王国を目指すアインズ。
アウラとシャルティアを従えたアインズが
足を踏み入れたドワーフの国では
クアゴアなる亜人種族の侵攻が迫りつつあった。
ルーン工匠を魔導国に引き入れることを交換条件に
アインズはドワーフの王都を奪還する約束をする。
そこで待ち受けていたのはクアゴアのみならず
アゼルリシア山脈最強の種族、フロスト・ドラゴン。
未知なる世界に魔導国の威光が
次々に刻まれていく11巻。


1年もの長き間の刊行をまったオーバーロード10巻から、

わずか4ヶ月で刊行されたオーバーロード11巻 山小人の工匠の感想になります!!

早く読みたいし、じっくり読みたかったので、発売日には有給をと思っていましたが、

最近の仕事の忙しさから休みもとれず、読むのも遅れてしまいましたよ(涙)

といった、私のブラック企業体験談は誰も求めていないんで脇に戻して

オーバーロード 11巻 山小人の工匠について、まずはネタバレなしの感想からです!



前巻、オーバーロード 10巻 謀略の統治者で触れられていたルーン文字の情報から

山小人(ドワーフ)の王国にプレイヤーの影を感じた我らがアインズ様。

未知なる国への冒険と交渉のため、シャルティア研修を兼ねて乗り込んでいきました。

10巻のエピローグでそんな気はしましたが、

ドワーフの王国の訪問は、帝国属国化の詳細化からの逃亡も兼ねてましたね(笑)

アインズ様はNPC達の言う英知の塊でも謀略の王でもありませんが、

営業マン経験と、ギルド『アインズ・ウール・ゴウン』時代の経験から

指導者としてそこそこ有能ですよね。

ドワーフ国での二つの交渉は、圧倒的な武力の裏付けがあるとはいえまさに見事の一言ですね。

特にルーン工匠たちのハートを鷲づかみにした説得は、さすモモでしたわ(笑)

リザードマンたちとの会話も支配者としての立ち振る舞いがばっちり身についていましたし、

これも帝国の某皇帝の一挙手一投足を見て真似したり、

鏡の前でポーズを練習している成果っぽいですね。

部下であるシャルティアに対する気遣いやフォローもばっちりですし、

同じ陣営に居る側の人からするとそりゃあ頼りになりますわ。



そういえば11巻の発売前に、展開予想をしていましたが、

大した予想をしていなかったので、的中していましたね(笑)

クアゴアと戦うのはシャルティアでしたし、

リザードマンさんたちのように蹂躙されましたし、

フロストドラゴンはアインズ様が対峙しましたしね!



そんな指導者として成長しているアインズ様が、更なる力をいくつも手に入れてしまった11巻。

この勢いで行くと大陸制覇もあっという間と思えてしまいますが、

そんな楽に行くとは思えませんし、

作品的にもそんな楽な物語になるとは思えないんですよね~

12巻の予告をみるとナザリック陣営主導の謀略が進みそうですが、

ナザリック陣営の躍進の裏側で敵対勢力がでてくれると楽しそうですね。



さて、ここまでは未読の方を意識して出来るだけネタバレは避けておりますが、

ここから下はネタバレ全開の『オーバーロード 11巻 山小人の工匠』の感想になります。

まだ『オーバーロード 11巻 山小人の工匠』を読んでいない方は、

ここで引き返すことを推奨です。

既読のかたやネタバレでも全然気にしない人用になりますよ~









作者の丸山くがね先生が、事前に『今回は絶対に後ろを最初に見ない方が良いです。

5章以降──あとがき、キャラクター紹介、多作品紹介など含む全部』という訳ですね。

白き竜王オラサーダルク=ヘイリリアルのステータスが載っているのですが、

ナザリック陣営に比べてレベル差が酷い(笑)

このステータス表自体がネタですな。事前に見ちゃったら緊迫感もありませんし、

アインズ様の前に一撃死しちゃうってネタも楽しめませんでしたからね。

それにしてもこの世界最強クラスの竜王ですら一撃で殺されるレベル差

ワイルドマジックのないドラゴンだとこの程度だとすると、

ナザリック陣営が負けたり苦戦する未来が想像できないですね。



現状での戦力格差も大きいところに、更なる富国強兵に臨むアインズ様

慢心をせずに戦力向上を図るアインズ様に隙はあるんでしょうかね?

個としての戦闘能力もこの世界では桁違いですし、

ぷにっと萌えさん伝授の「誰でも楽々PK術」からの戦闘知識や、

経験を活かす戦闘技能もあり、しかも実戦で鍛えられた技術もありますし、

単純な1個の戦力としてもアインズ様が負ける姿が想像つかないですね。

しかも指導者、統治者としてもカリスマ的な魅力と洞察力、

説得能力や扇動力まで身に着け始めていますし。

あれ?アインズ様、本当に隙がないぞ(笑)

まあ主人公としてご都合の良い解釈やタイミングもありますが、

それを活かす説得力や流れをつかむ能力が高いですからな。

ドワーフの評議会メンバーに対する交渉はまさに正攻法。

相手の急所(滅亡の危機)を掴み、最善の一手(圧倒的な援軍)を指し、

ドワーフ達に恩と恐怖の両面で差し迫っていますからね。

メリットデメリットを考えられる圧倒的強者には逆らえませんからね。

ドワーフ達にアンデットと共存できると思わせた時点でアインズ様の勝ちですわ。

ドワーフの評議会メンバーとの交渉が理詰めだとすると、

ルーン工匠達への説得は感情からの訴えでしたね。

ルーン技術という滅びかけの技術、その技術者として報われずに鬱屈とした感情を突き

相手の匠としてのプライドと意地をくすぐることで、くすぶっていた思いに火をつける

その説得術はまさに悪魔的説得力、まさに絶対的な支配者ですわ。

そりゃゴンズさんもアインズ様に対する恩をさらに感じてしまう訳ですな。

その裏側では、『……騒々しい、静かにせよ』を言うタイミングを伺っていたり、

説得が成功したんで缶ジュースで打ち上げしたいと思っている鈴木さんの姿がありますが(笑)

『……騒々しい、静かにせよ』は一回言おうとして不発だった分、

二回目で言えた時のドヤ顔感がたまらなく面白かったですね!

ギャグパートの前置きになっている感もありますが、

アインズ様自身は至らぬと思っていますが、もはや支配者としても恐るべきお方ですよ。



アインズ様自身が動くことで、今回3つの種族が陣営に追加されましたが、

友好国として交渉ができたドワーフの王国は勝ち組ですね。

圧倒的強者による保護を受けることができ、アンデットの労働力で採掘も貿易も出来る、

これまで取れなかった野菜や酒といった資源も手に入るのですからね。

酒に目のないドワーフとしたらナザリック陣営との貿易は手放せなくなるでしょうね。

食料という楔をドワーフ王国に打ち込み、ナザリック陣営から離れがたくする

流石アインズ様ですわ。

ただ、序盤に鉱山で掘り返していた熱鉱石がカロリックストーン(熱素石)だとすると、

友好とか言ってないで一気に占領されそうなんでそこだけが爆弾かな?

ドワーフが勝ち組だとすると、いい方の負け組はホワイトドラゴンたちですね。

ドラゴンとは言え敵対できるほどはないんだろうなとか、

通じないまでも戦闘シーンがあるんだろうなとか考えていましたが、

まさか《グラスプ・ハート/心臓掌握》で一撃死とは(笑)

元々アインズ様は生きて配下にするよりは、肉皮骨を素材にする気満々だったからな

大多数が生き残ってナザリック陣営に入れただけ勝ち組ですわな。

それにしてもヘジンマールの生存本能と、3人の母たちの生存本能は凄かったですね。

今後活躍する機会が来るとは思いにくいので、ホワイトドラゴンたちは輸送手段として

名前が出てくるくらいなのかな~

嬉ションをしてしまったホワイトドラゴンという汚名を晴らせる時が来てほしいですね!

そして、今巻最大の負け組はクアゴアさんたちですね。

対峙した相手がシャルティアでなければ、勢力全体で従属することも出来たのに。

リザードマンさんたちも結構な被害を受けていましたが、クアゴアさんたちは桁が違いましたね。

まさか女子供を含む7万人を殲滅するとは(汗)

戦闘力として可能だとしても7万を殲滅蹂躙するとは地獄絵図ですわ。。。

クアゴアの英雄指導者であるリユロは、ジルクニフと仲良くなれそうですね。

魔導国被害者の会の仲間として。

「魔導国ってなんだよ」「あれほど強いんだったら最初に言ってくれ」という

リユロの心からの嘆きの声に涙を禁じ得ませんでしたわ。

ただ、クアゴアという種族特性にアインズ様が興味をもってくれたなら

ワンちゃん逆転勝利の可能性があるのでそれにかけてもいいかもですね。

ユグドラシル製のアダマンタイト以上の鉱石が食べれれば一気に強くなれますから!




新たな友好国とルーン工匠たち、それにクアゴアとホワイトドラゴンと戦力も増強し、

まさに順風満帆ともいえる魔導国とアインズ様。

ですが、この巻でも結構な伏線が張られているように見えますね。

アインズ様から提供された鉱石を持ち逃げしたドワーフの鍛冶工房長。

アインズ様にも装備ができた魔法の剣。

エルフ国の強大な力を持っていそうな指導者。

この辺の新たに追加された情報と、前巻で書かれていたラナーに渡されたアイテムや

法国の神人たち、ワイルドマジックが使えるツアーや、他のプレイヤーといったところが

どう絡んでいくのかというところが、とても楽しみですね!

アインズ様の鉱石の情報から他のプレイヤーがアインズ様の存在に気付くとか、

アインズ様が装備出来た魔法の剣に実は隠された特性や耐性があってとかだと

当たり前すぎるから、違うかな?(笑)




次巻、オーバーロード 12巻 聖王国の聖騎士(仮)では、

聖王国を舞台に魔王ヤルダバオトと我らがアインズ様が激突!!

強敵ヤルダバオトの前にアインズ様も倒れ死亡した(棒)との情報も

一体アインズ様は、そして聖王国はどうなってしまうんだ!?と気になる12巻は

2017年発売予定と季節や月が発表されていないちょっとした恐怖感が

次巻の予告も気になりますので、できたら2017年の早い方で出してほしいですぞ

丸山くがね先生!!

もしかしたらオーバーロード劇場版や、アニメ2期とかでまた発売遅れちゃうのかな~

アニメ特典は面白かったし、アニメ自体もいい意味で裏切られたんで悪くはないのですが

やっぱり本編が先に見たいですぞ!!

と勝手な期待ばっかりですが、オーバーロード 12巻 聖王国の聖騎士(仮)を

楽しみにしようと思います!!


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