セブンサーガ (2) ~七つの大罪 氷の王国は怠惰に眠る~ (和泉弐式) (電撃文庫) ネタバレあり感想

セブンサーガ (2) ~七つの大罪 氷の王国は怠惰に眠る~ (電撃文庫)
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《Amazonからのあらすじ引用》
悪魔と契約した男が向かったのは、いつも氷雪で覆われる氷の王国。
そこで彼を待ち受けていたのは――

神が死に、絶望が世界を支配する時代。愛する者のために、悪魔と契約した男がいた……。
七つの大罪のひとつ〈憤怒(サタン)〉の力を手に入れたラファエル。それゆえに彼は、故郷ペルガモン王国で賞金首となってしまう。追っ手から逃れるため、そして宿敵クルセウスを追うため、国からの脱出を決意した彼が目指したのは、長年敵国として戦ってきたサルデス王国。ペルガモンの北端と国境を接する、一年のほとんどを氷雪に覆われた国。氷の王国とも呼ばれる極寒の地、サルデスへと密入国した彼が吹雪の中で出会ったのは、驚くべきことに――。
復讐の念に燃えるラファエル、兄の真相を知ろうとするセルシア、そしてラファエルをひたすら慕うイブ。彼らの冒険の先にあるのは!? 王道ファンタジー、待望の第2巻!


父と母を、そして故郷を失い、代わりに守るべき存在と、大罪の力を手に入れたラファエル。

ペルガモン王国からサルデス王国に舞台を変え、若き女王との出会い、サルデス王国とペルガモン王国との戦争の行方、そして大罪の一つ≪怠惰≫の封印を解くことが出来るか!!

ということで、舞台が広がり登場人物も増えてまいりましたセブンスサーガ 2巻 『七つの大罪 氷の王国は怠惰に眠る』のネタバレを含む感想になります。

未読の方、ネタバレを見たくない方はここで引き返すことをお勧めします。





やっぱりイブは可愛いですね。

今巻ではイブが登場する挿絵が3枚ありますが、どれも可愛らしさ全開ですね。

イラストを描かれている、まじろ先生、安彦英二先生のお力は大きいですね。

ちなみに自分のお気に入りの挿絵は、P.33の手で口を押えているイブの絵です(笑)

イブの可愛さのお蔭で読者である私だけではなく、作中人物もずいぶん癒されて救われていますね。

出会った当初、警戒心をあらわにするアスラウグの気持ちをほぐしますし、国民に悪口を言われるアスラウグを庇う姿には胸が熱くなりますね。

子供ゆえの純真さから庇っていますが、あの姿を見ることでアスラウグは、宰相であり叔父でもあるヘイミルの後ろにいるだけの姿から脱却しようと思ったのではないでしょうか。



イブの可愛らしさ、純真さがあるからこそ、主人公ラファエルがただの復讐鬼にならず、イブを守る騎士として、真っ当な生き方をギリギリ残せていますね。

一度はクルセウスをその手にかけ、復讐の虚しさを知った後でも、惨劇を起こした張本人であるクルセウスに対する復讐心を捨てることが出来なかったラファエル。

そのラファエルが、復讐のために自分の身を犠牲に≪憤怒(サタン)≫力を奮うことに躊躇する姿は、復讐よりも大事なものがあると本心では分かってることに他なりません。

母との最期の約束であるイブを守るという誓いがあるとは思いますが、それ以上に共に過ごす時間の中で、ラファエルの中でもイブの存在が大きくなっていますね。

「復習を成し遂げた先に何もなかったとしても」とラファエルは言っていましたが、イブという大切な存在があると自覚した後にも、何よりも復讐を成し遂げるという決意が保たれることは無さそうです。

ラファエルとイブには幸せな結末を迎えてほしいものです。



サルデス王国内の陰謀を解決する中で、クルセウスに大罪の一つ≪怠惰(ベルフェゴール)≫をかすめ取られてしまいましたが、≪冥界の門≫の開くチャンスとなるまで、待機して居たのだとすると、少々笑えますな。

ラファエルに宿った力が炎ですので、ライバルであるクルセウスが氷の力である≪怠惰(ベルフェゴール)≫を手に入れるのは分かりやすかったかもしれませんね。自分は後になって気付きましたが(笑)

クルセウスが大罪を手に入れる際に自分の名前を『クルセウス・フィルウォルグ』と名乗っていましたが、この名乗りに≪ドレークの惨劇≫が起こった理由がありそうですね。

≪フィルウォルグ≫という名前を調べるとケルト神話や、民族名がでてきていましたので、この設定が本編にどう絡んでくるのか楽しみにしたいところです。

また現状の黒幕であるアザゼルのことを冷たい瞳で見ている姿は、ただの操り人形では終わらないことを暗示させてくれて期待大ですね。

好き勝手に操ろうとする大きな存在に対し、意のままにならず反逆・反抗するキャラっていいですよね!!



2巻で世界が広がり、次巻では3つ目の国、3つ目の大罪とさらに世界が広がりそうです。

黒幕アザゼルの目的の一端も分かり、ライバルであるクルセウスにも大罪の力が宿り戦闘シーンも迫力出てきそう!

と次巻を楽しみにしつつ後書きを読んだところ、衝撃のメッセージが......

1巻の売り上げからすると3巻が出せないかもとは...

商業ですから売り上げ重視するのはわかるのですが、セブンサーガのような長大なストーリーで1巻で切られてしまうと、伏線・設定回収や切りのいいところでの1部完とかできずにモヤモヤが

昔はよく3巻切りという感じで、売れなくても3巻までは出せたんですが、今は厳しいんですね......

1巻の売り上げが伸びて、2巻もそこそこ売れてくれないと3巻は難しそうですね。

どこかで興味を持ってくれた方が勝ってくれるといいのですが、私の感想ブログだとネタバレ全開だから初見の人がここで興味を持って買ってくれる可能性が少ないし、ジレンマ

なんとか3巻が出てくれることを期待して、次巻も楽しみたいと切望します。

可愛いイブの姿がもっと見たいんですよ!!お願いします!!


セブンサーガ ~七つの大罪 赤き竜は憤怒に燃えて~ (和泉弐式) (電撃文庫) ネタバレあり感想

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