Fate/strange Fake (3) (成田良悟) (電撃文庫) ネタバレあり感想

Fate/strange Fake (3) (電撃文庫)
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《Amazonからのあらすじ引用》
偽りの聖杯は、本物の聖杯戦争を呼び起こす――。
TYPE-MOON×成田良悟でおくる『Fate』
超話題のスピンオフシリーズ、待望の第三巻!

偽りの聖杯戦争を生贄として、本物の聖杯戦争を呼び起こす。それが黒幕たちが執り行った大掛かりな仕掛けだった。
偽りの聖杯戦争最後のサーヴァントにして真なる聖杯戦争の一柱となる英霊、謎の『セイバー』の召喚を皮切りに、真なる英霊の六柱がスノーフィールドの地に続々と出現する。最強の英霊ギルガメッシュと互角に打ち合う『アーチャー』、黒幕の一人ファルデウスが召喚した『アサシン』、そしてフランチェスカが雇った若き傭兵・シグマが召喚してしまった"エクストラクラス"。
だが、シグマはまだ知らない。彼が呼び出したモノが、英雄とも神魔の類とも表しがたい、一際異常な『現象』であるという事を。雇い主の好奇心を満たす為の不確定要素でしかなかった彼が、最大のイレギュラーとして戦いに巻き込まれることも…。
開戦の日の夜明け。スノーフィールドという歪な戦場に、全てのピースが揃おうとしていた。最後に組み上げられる絵の完成図すら、誰一人想像できぬままに。


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新刊が待ち遠しすぎて、仕事が終わるのを待てず昼休みに抜け出して買いに行ってしまいました。

ですが、この判断は失敗...

手元に新刊があるのに仕事中のため読めず。

気になって仕事もおろそか気味に、その結果中々仕事が終わらず新刊が読めないということに。

まさに泥沼...腰までつかっている...

といった私自身の失敗は脇に置いて、1年ぶりの、待ちに待った『Fate/strange Fake』3巻が発売です。

さっそく読みましたので、『Fate/strange Fake (3)』のネタバレを含む感想になります。

この作品は、本当にネタバレなしで読むことを推奨する作品です。

まだこの作品を読んでいないという方は、ここでいったん引き返すことをお勧めいたします。







ページ数としてはそこまで多くありませんでしたが、情報量はとても多かったですね。

一読しただけでは全ての内容を捉えることが出来ず、複数回読むことになりましたよ。

1巻と2巻の情報が抜けているともったいないので、3巻を読む前に復習をしておくべきでした。



ついに、偽りと本物の聖杯戦争両方のマスターとサーヴァントが揃いました!!

セイバー以外は2体いるという計算になりますので、13人のマスターに13体のサーヴァント。

この人数での聖杯戦争で盛り上がらない訳がありません。

しかも、登場したサーヴァントの正体もおおよそ判明済みです。

人数が多く、2巻発売からも時間がたっているので、自分の為に組み合わせを整理します。

 
 偽りの聖杯戦争
  セイバー組:アヤカ・サジョウ - 獅子心王リチャード1世
  アーチャー組:ティーネ・チェルク - ギルガメッシュ
  ランサー組:銀狼 - エルキドゥ
  ライダー組:繰丘 椿 - ペイルライダー
  キャスター組:オーランド・リーヴ - アレクサンドル・デュマ
  アサシン組:ジェスター・カルトゥーレ - 女アサシン
  バーサーカー組:フラット・エスカルドス - 切り裂きジャック

 真の聖杯戦争
  真セイバー組:アヤカ・サジョウ - 獅子心王リチャード1世
  真アーチャー(アヴェンジャー)組:バズディロット・コーデリオン - アルケイデス
  真ランサー(ウォッチャー)組:シグマ - ウォッチャー
  真ライダー組:トリス・ルセンドラ - ヒッポリュテ
  真キャスター組:フランチェスカ・プレラーティー - フランソワ・プレラーティー
  真アサシン組:ファルデウス・ディオランド - ハサン・サッバーハ
  真バーサーカー組:ハルリ - 二コラ・テスラのライバル(エジソン?)


一癖も二癖もある強力なサーヴァントぞろいですね(笑)

新バーサーカー組は確定していませんが、テスラのライバルということから、おそらくエジソンだと思います。

このサーヴァントの中で、本巻での注目は『アルケイデス』と『シグマ』ですね。



2巻の終盤に現れ、ギルガメッシュと戦いその規格外の力を発揮していた謎のサーヴァント。

その正体は『アルケイデス』こと『ヘラクレス』であることが明らかになりました。

3つの令呪と、冬木の聖杯から溢れ出た泥の力で、英霊としての在り様を捻じ曲げられ、アヴェンジャーとして堕とされたヘラクレスだったとは。

召喚された際の大英雄の風格をを見ているだけに、神々への憎しみを露わにした復讐者と化したヘラクレスの姿には、驚きを禁じえませんね。

第5次のバーサーカー時とは違い、アヴェンジャー化していますが理性は残っており、かつての戦闘技術も余すことなく発揮することが出来ます。

技量的には第5次を凌駕しており、最強のサーヴァントとしての力をいかんなく発揮しています。

この巻の戦闘シーンは『アルケイデス』を中心に展開しています。

ライダーも半神ではありますが、そのライダーの攻撃を物ともせず対応し、傷らしい傷を負うこともありませんでした。

神の力を憎み、人としての技術で戦い、神の道具を力でねじ伏せて使用する。

このサーヴァントに勝ち得る存在がいるのか?

第五次ではギルガメッシュのまえに敗退しましたが、この『アルケイデス』とギルガメッシュの戦いは予断を許さない戦いになりそうですね。本格的に対峙する姿をぜひ見てみたいですね。

ギルガメッシュと戦わないにしても、この堕ちた大英雄がこの偽りの聖杯戦争でどういった結末を迎えるのか?どんなサーヴァントと戦い打ち倒し、打ち倒されるのかが楽しみですね。

人として戦う『アルケイデス』と、人の天敵である『切り裂きジャック』の戦いが始まり、『切り裂きジャック』の宝具《悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて》を使ったところで時間に続いています。

決着がつくとは思えない(笑)が、成り行きと戦闘の推移が気になり過ぎる!!

成田先生は本当に引きが上手いですわ!!



もう一人の気になるサーヴァント『シグマ』

ただの1兵士である『シグマ』が、人としてランサーのサーヴァントに至ると『番人』より告げられます。

『シグマ』は魔術師としても、兵士としても特質するものが無いと書かれています。

その、特質するものが無い『シグマ』が、何故ランサーになることを『番人』に期待されているのか?


『シグマ』の登場する章はすべて「幕間」と表記されています。

『シグマ』はこの作品の登場人物ではありますが、聖杯戦争という本編には、まだ登場することを許されていないということを表しているんでしょうね。

『シグマ』がこれから訪れる試練に打ち勝ち、聖杯戦争という本編に、ランサーとして登場することが叶った時に、「幕間」という章題が削られることでしょう。

何も持たず、英雄としての素質もない人間が、本物の英雄に打ち勝つという展開!

こんな燃える展開を嫌いな男はいないはず!!

かく言う私も大好物なシチュエーションです。

『シグマ』の試練と、その試練に打ち勝ち本編に登場する姿を楽しみたいと思います!!

なお、最初の試練からして女アサシンといきなりの対峙(笑)

『シグマ』は生き延びることが出来るのか!?



そして、マスター側の爆弾も一つ発見されました。

セイバー陣営のマスターである『アヤカ・サジョウ』

彼女は他のFateシリーズにも出演している『沙条綾香』と同一人物であると考えていました。

ですが、この巻で実は本物の『沙条綾香』は別におり、『アヤカ・サジョウ』とは別の人間であるという事が判明しました。

凄い爆弾がこの3巻にして見つかりましたが、色々とその爆弾について疑問点がでてきますね。

何故、『沙条綾香』と瓜二つの外見なのか?(髪の色が違う以外はそっくり)

誰が何の目的で、『沙条綾香』の偽物を作り、聖杯戦争に巻き込んだのか?

聖杯戦争に巻き込まれたのはイレギュラーで別の目的があるのか?

それとも、聖杯戦争に巻き込まれることも含んで偽物を用意したのかなど、色々な疑問が湧いてきます。


『アヤカ・サジョウ』には、色々と他者から押し付けられた思惑などがありそうですね。

本人のネガティブ気味な思考、過去に蝉菜マンションで見捨ててしまった後悔など、今後の展開に苦難が多そうです。

ですが、組んでいるサーヴァントであるセイバーが底抜けに明るく、今のところ悲壮感と程遠いのが救いです。

このコンビニは幸せな結末に至ってほしいと思いますな。特にFate/Zeroのような悲劇的な展開は似合わないので避けてほしいですわ(笑)



登場人物が豪華な分、プロローグで3巻を費やしています。

ですが、ここまで退屈することは全くありませんでした!!

この豪華な登場人物たちに訪れるであろう悲劇と喜劇を存分に楽しみたい!!

特にこれから本格的に始まるであろうサーヴァント同士の戦闘、マスターたちの謀略や思惑が楽しみです。


ここまでのところ、聖杯戦争とは思えぬほど根底には明るい雰囲気が流れているよう感じます。

これは書き手である「成田良悟」先生の作風なのでしょうか。

私は他のFateシリーズとの差が見ることが出来て好きな作風です。

作者の「成田良悟」先生を信頼して、次巻以降を楽しんでいこうと思います。

願わくば、次巻が年内にでてくれると凄く嬉しいですね(笑)



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