命がけのゲームに巻き込まれたので嫌いな奴をノリノリで片っ端から殺してやることにた2  (中田かなた)(HJ文庫) 感想

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真実は何か?人としての正しさとは何か?
度重なる逆転劇の中で、人の善意と悪意が浮き彫りとなり
真の勝者が決定する


と言う訳で「命がけのゲームに巻き込まれたので嫌いな奴をノリノリで片っ端から殺してやることにした2」
のネタバレ込みの感想になります。

この作品はネタバレ見ちゃうと楽しめなくなりますので、
まだ作品を読んでいない方はここで引き返すことを推奨します。



1巻の終わ綺麗に終わっていましたので、どうやって続刊に繋ぐのかと思いましたが、
「鉄山徹子」から新たなゲームに誘われてって形で来ましたね

誘われた側の「新井和馬」にしても、賞金や得られる金銭目当てという
分かりやすくキャラブレのない理由ですから、この導入はありですね。



前巻に引き続きチームを組んでゲームをする形式は一緒ですが、
今回は金銭、前回は参加者の命
参加者のゲームにかける真剣さ、勝つためには何でもするという下種さが
どうしても命がけに比べると温いなとも感じていました。

ですが、最後の逆転劇の部分でその部分こそが伏線だったとわかり
素直にやられたなって思いましたよ。
確かに前巻の下種さを考えたら、そんな温く運ぶ訳ないですね。



最終ゲームで、必勝方法が温くてこのまま勝利して終わりかとゆるく思ってしまいましたが、
さすが本作、そんな温く勝たせるわけないですよね。

最終ゲームから始まる、逆転に次ぐ逆転の連続
真の勝者が目まぐるしく入れ替わる展開は気持ちよかったですね。
逆転劇中のマスコミ対応のたとえの通り、叩かれる対象が絶対的悪でもないかぎり
一方的な叩きは、叩く側の叩かれる側になる危険が付きまといますから。
なので、あの逆転方法には納得いきますね!

ただ、真の勝者も、真の敗者も、どちらにも正義も善意も無く、
勝者側にも敗者側にも肩入れも感情移入もできない。
勝者への喝采もなく、敗者へうっ憤をぶつけられる訳でもないので、
逆転劇での爽快感が得られないのが、この作品の弱点じゃないかなって思いますね。

やることや思考が下種でも、何かしら爽快感のある主人公なら
最後の逆転劇での印象も違うんじゃないかなって思いますわ。
下種な主人公は色々と見てきましたが、この主人公には嫌悪感しかないのは
私の受け取り方が悪いのかもしれません。



逆転劇に一役も二役もかっている、新キャラ「武田ツバサ」も凄いキャラですな
やってることは善意の行動に見えるし、作中では一応善意のある人として認識されてる
(主要キャラの新井と鉄山には見られてませんが)

なのに、本人の思考ともたらされる行動の結果には善意が見えない
基本人を見下しつつも、他者に嫌われないよう善意の行動をとる
表面的にはよくいる善意の主人公タイプなのですが、本当の善意はないという怖さ

「新井和馬」にあっさり本性を見抜かれているようなので、
そこまで深いキャラでも無い様に見受けられるが、
本作で一番の利益を上げているのも「武田ツバサ」なので、
一周回って深いキャラなのかもですね。

本作は、「武田ツバサ」自身が中心となっているわけではなく、
トリックスター的な役になっていますので、次巻以降に、
このキャラクターがメインになる会が来て、深く掘り下げるのかもしれません。

今巻では不気味な人物という印象ですが、主要キャラとして続刊も登場するんでしょうね。



最後の引きが、また続刊に続けにくい展開ですが、
どうするんでしょうか、そこに興味がわきますね。
これまでの感想の通り、個人的にはこの作品自体は好きではないんですが、
続刊への引きと、今後の展開には興味があるんで、続刊も出たら購入します。

願わくば、もうちょい作中のゲーム自体も面白いといいな
ミニゲームが複数出るために、1つのゲームについての攻防って面が
自分的には面白くないのでそこが改善してくれると嬉しいです。


命がけのゲームに巻き込まれたので嫌いな奴をノリノリで片っ端から殺してやることにした1 感想

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この記事へのコメント

  • つねさん

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    2016年04月16日 09:49