セブンス 1 (ヒーロー文庫)

女神を崇め、剣と魔法が存在する世界。伯爵家の嫡男として生まれた主人公「ライエル」は妹「セレス」に敗北し、廃嫡のうえで家を追放される。一からの再出発をすることとしたライエルは屋敷の庭師から家宝の青い玉を受け取り冒険者を目指す。青い玉には歴代当主の記憶と能力が刻まれており、その知識と能力とでライエルは成長してゆく。家族からも身内からも見捨てられたライエルは皆に認められていくことができるか……という話。


元々は小説家になろうで連載されていた「セブンス」というネット小説を書籍化に当たり加筆・改編した作品です。(私もネット小説版を全て読んだうえで購入しています)

ネット小説版はすでに完結済み。ちょうどネット小説の1章分を書籍1巻としていますね。ネット小説分と同量で出版すると全18巻と結構な大長編作品になりそうです。


ネット小説は現在も公開されておりますので、購入に迷った際には参考に1章を読んでみるのもいいかと思います。小説版の加筆・改編も分かりますので、1度読んでもまた楽しめますよ。
「セブンス」
http://ncode.syosetu.com/n3250cl/



主人公ライエルが持ち出した青い玉。その中には歴代当主7人の記憶とアーツという特殊能力がやどっています。このアーツが強力な能力で主人公の活躍の助けることにますが、それ以上に歴代当主の記憶が大いに主人公を支えてくれます。実の肉親や身内に見捨てられ卑屈になった主人公の心を支え、成長の助けになり、知識もさずける有能さ!!なお、当主同士での会話はコントみたいで楽しいですよ。
この辺の掛け合いが楽しく個性が出ているので、7人ものキャラが1巻から出ていても混乱しない理由ですね。


ライエル自身は充分強く、能力も高いのですが10歳以降家族からは蔑まれ認められず、優秀な妹と比べられて卑屈気味な思考をしています。ヒロインに生活を支えられて、ほぼヒモということもあり見の読者が
そこで主人公を嫌いになってしまわないかが心配ですね。後々の成長のための準備段階ですので、うじうじ主人公が嫌いでも楽しめますよ。


ネット版からの改編ですが、序盤に歴代当主の簡単な紹介が追加されたくらいで、ほぼ同じかな?って思っていましたが、中盤過ぎから大きな設定変更がでてきましたね。
もう一人のヒロイン「アリア」はネット小説版と違い盗賊に捕らわれ危機一髪、そこをライエルが助けるという流れに変わっていました。これは「アリア」が主人公に好意を持つ流れを自然にするためなのかなって思います。


ネット小説版を楽しめた人なら加筆・改編がありますので読むのをお勧めします。
未読の方でも主人公が成長するのが好き、のし上がっていく話が好きな人ならおすすめですよ。主人公の性格上よくあるハーレムものとは一線を画していますので、女性キャラが多めでも楽しめるんじゃないですかね。

続刊も楽しみにしています

セブンス 2 (三嶋 与夢) (ヒーロー文庫) ネタバレあり感想

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